●おおいそぎ(大急ぎ)
追撃が激しいな。まあ当たり前か、こちらには王族の生き残りがいるのだし。
さて、方々をお守りするのはいいが、兵たちの疲労と精神がそろそろ限界だ。
近くに山があったな。皆、そこまで頑張ってくれ。一度身を隠し暖をとろう。
くそ、この状況を覆すにはどうしたらいい。考えろ、生き残るためには。

●おおいのかんむり(襾の冠、覆の冠)
共通しているのはこれだと思うけど。他にい思いつく漢字ある。この部首な。
敵は俺たちの文字がわからない分、混乱を招くはずだ。その間に講じよう。
しっかしまあ、我ながらよく思いついたもんだ。技術のほうがすごいけど。
手持ちのモノを使うってのは盲点だよ。言ってくれなきゃわかんなかったし。

●オオウミガラス(大海烏)
ひでぇもんだよな、この鳥に限ってのことじゃないけど。欲って恐ろしい。
何で自然と一緒に暮らそうって思わないのかな。文化が違うからなのかな。
でも、同じ人間なんだよね、あっちから見たら。だからこの怨念に罪はない。
かといって害を被るのもゴメンだよ。悪いね、せめて安らかに眠ってくれよ。

●おおおい(大甥)
思ったんだけどさ。家系図って大の字を加えればいいんじゃないの。違うし。
なんだか面倒くさいなぁ。まあさ、昔は血筋命っていうか、重要だったじゃん。
今ってそんなに気にしないよね。一部そうじゃないところもあるかもだけど。
少なくともそういう家系じゃないところには関係ないような気がする。

●おおおじ(大伯父、伯祖父)
年齢的にはじいちゃんと孫ぐらい離れてるんだけど。それでもいい人だったよ。
何ていうのかな、孫だけど孫じゃない不思議な感じだって。わかる気がする。
だってさ、今の時代ここまで血縁同士のつながりってなくなってるらしいし。
この辺りはよくも悪くもまだ昔の風習が残ってるからさ。面白いよ。

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