●おおかわ(大川、大鼓、大革)
大きな川だな。こりゃ渡河するのは不可能に近いぜ、弓でやられちまうだろ。
にしても、何だってここをバックに陣を張ったんだ。目的の場所は遠いのに。
んま、オレが気にすることじゃねえか。お偉いさんには考えがあるんだろ。
今までどおり暴れてりゃ問題ねえ。あと酒と食い物を用意しとかないとな。

●オオカワウソ(大川獺)
毛皮、か。わからなくはないけど、どうしてもっと共存していかないのかな。
動物だって、人間のために存在してるわけじゃないのに。って、きれいごとか。
そんなこといったら肉食べれないもんね。それとこれとは違うのか。うーん。
ホント、難しいよね。過ぎたるは及ばざるがごとし、だったっけね。

●おおきさ(大きさ)
圧巻じゃん。あんた大丈夫なわけ、あんな大軍相手にさ。え、楽しそうって。
そりゃあね。こんな大きなドンパチは一生に一度経験できるかできないかじゃん。
それにさ、ちょっと細工をしてね。ほら、お願いしてたあいつのことで。
はいはいすいませんね。あんたと違って騎士じゃない。別にいいじゃん。

●おおきさ(大きさ)
兄貴。ホントに大丈夫なのか、あの嬢ちゃんは。体も小っこくて華奢だしよ。
性格も前線に向いてねえだろ。どっちかってえと後衛型だと思うんだが。
まあ、本人が望んでるなら仕方がねえけどよ。守りながらってのは苦手だぜ。
そこんところは兄貴たちに任せた。オレはちょっくら先に行くことにするぜ。

●おおく(多く)
今や多くの者が貴女を慕い集っています。決して七光りではございません。
将の才覚がおありだったのです。確かに一部に不満を持つ者もおりますが。
全ての人間を満足させることなど不可能でしょう。ですがそれでもいいのです。
貴女は貴女の想いのままに。我らは主に付き従い、時に正す程度ですから。

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