物語の基本構造について考えてみた

こんばんは~!
不定期に創作論を発信しようと決意した望月です^^

というわけで、こちらのサイトは創作について書き書きすることにしました!
たまに日記もあるかもしれませんがw

では早速やりましょか。
今日は物語の基本構造についてお伝えさせていただきますね。

ちょいと分解していきましょう。

なお、ここに書いたのはあくまで方法論のひとつであり、絶対的ではありません。
そういう考えもあるんだな、ぐらいでご覧ください。

物語の構造とは?

物語とは、話の道筋に当たります。
要はストーリーで、小説や漫画、映画などで使われてます。

なら、いつも見ている物語が構成されている要因は何でしょうか?

それは、キャラクターや世界観、テーマです。
キャラクターは登場人物(動物)のこと。言わずもがなですがw

そして、世界観はめっちゃ大括りで表現しましたけども。具体的には時代、建物、環境、言語など、物語を創るモノをさしてます。
背景を彩る存在ですね。

続いてテーマ。
テーマとは作家さんがその作品で主張したいものです。

例えば、望月が書いている長編「瞳の先にあるもの」は「憎しみ」がテーマになってます。
ちと重めなので普段聞かない単語を使ったり、漢字も多くして執筆してますよ。雰囲気づくりですね。

また、小説家というのは、ひとつの仮想世界を作り上げる職業でもあります。
ジャンルは問わず、そこに読者さんを引きずり込んで楽しませるお仕事だと、望月は解釈していますよ。

わかりにくければ、今生きている私たちの世界を見渡してみてください。
小説家は、あなた(主人公)自身や周りの人、仕事、言葉、社会、環境など、あらゆることを設定して動かすようなものです。

いわゆる、神視点ってヤツですね。
特に長編は、上から見渡すようにしないと破綻してしまいます。
つじつまが合わなかったり、ありもしない現象が起きたりと、訳わからずワカメが踊りだしそうになるわけです。

例えば、化学要素がないのにロケットを発射するとか、現代日本が舞台なのに理由もなくドラゴンがでてきたりとか。
説明がつかないですよね。何でそーなるんだよ、となります。
読者さんが納得するなら構わないんですが。

なら、読者さんもすんなり受け入れられる構造にするにはどうすればいいのかを、項目別に書いていきますね。

キャラクターの創りかた

物語には、必ず登場人物が必要になります。
主役が動物だとしても、ストーリーの中心となるべきキャラが必要なんですね。

そして、キャラクターを創造する際、参考にしてほしいのが、現実の世界なんです。実は。

何故かというと、物語に現実性を持たせたいからです。
そうすることで、ふわふわした存在から、地に足がある生き生きとしたキャラが出来上がります。
つまり、実在するようなキャラクターになるんですね。

なんでかっていうと、人間の一生でひとつの本ができるといわれているから。
そう、人生自体が物語である、という捉えかたです。

ということは、ですよ。
その一人一人が関わりあって社会というコミュニティが出来上がる。
ならば物語を作り上げるのは一人一人の人間(キャラ)に繋がっていき、最後には人間を形成するのは価値観になっていく。

そして、価値観形成は、その人物(キャラ)の持つ過去が起因である、と逆算できるんです。
見た目とか年齢とか、そういった外的要因も大切ですが、深みを持たせるにはこれが一番効率がいいと思ってます。

正直メンドくさいんですけどw
でも、真剣に考えておかないと、後々思い浮かばなくなったり、破綻したりしますので、気をつけてください。

とはいえ、受け入れられるかられないかは、読者さんの好みもありますので、100%は不可能です。
どんなことにも、2割ほどアンチがいるといわれていますし。

ここは感情移入しないで、客観的に判断していきましょう。

こればっかりは、個人の力じゃどうすることもできませんし。

では、次は世界観について書いていきますね。

世界観の創りかた

そもそも世界観とは何ぞや? なんですが。
キャラクターの取り巻く環境のことです。現実世界では、人間関係や社会環境などにあたりますね。

当然ですが、一次創作の場合、これもちゃんと作っていかなきゃ読者さんに伝わりにくくなります。
背景が現代なら想像つきやすいですが、異世界とか、過去の日本とか、今の時代と異なるのならきちんと組み込んでおきましょう。

じゃないと、よくわからん、となってしまうんですよ。日本人独特の文化が、さらに後押ししちゃってるんです。

どういうことかというと、日本人は海外の方に比べて、相手の気持ちを汲み取るのが上手だといわれています。
つまり、空気を読むのがうまいんです。会話上、あなたも何となく察するときがあると思います。言語化しづらい感覚のときもあるでしょうけども。

その状態を文章でもやっちゃってるんですよ。
文には対面と違って感情や仕草、雰囲気は一切ありません。ただの点の集まりにしか過ぎない文字の羅列からでは、何も感じとるなんてできないのに。

もちろん、何となくで伝わるところは伝わる箇所もあります。
ファンタジーでよくでてくる賢者の石とか召喚獣とか、よく使われるネタは受け入れやすいでしょう。

表現方法はともかく、世界観もしっかり決めておいたほうが物語が崩壊しづらくなります。
短編ならノリで書けますが、長丁場ではきちんとした旅路の準備をしておきましょう。

それが世界観設定です。書ききるためのコツのひとつといえます。

テーマの決めかた

これは作家さんによって決まるタイミングが違うと思いますが。。
作品の設定やネタ、場面などを考えているときにフと浮かぶケースもあれば、こういう雰囲気の作品を創りたい、と考えたときに決めるケースもあるんじゃないかなと。

望月は両方経験してますが、どっちがいいっていうのはないです。
経緯はともあれ、作品が完成すればいいので。

ただ、ケースバイケースになりますので、進行状態を見て決めていただければな、と。
市場に合わせるのなら、流行りのキーワードを探す必要がありますし。

自由に書く場合でも、作風がブレないようにするためにテーマは重要になります。

極端ですが、現代ミステリーなのにいきなりロボ対戦が勃発しました、ってなったらどう思いますか?w
まずないでしょうけど、世界観ぶっ壊れもいいところですよね、さすがに;

特に長編は方向性が大切なので、1話を書き始める前から決めておいたほうが筆が進みやすいです。

意外に忘れ去られますが、作者がいいたいことを練りこむことで味が出てきますから、ぜひ決めてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ざっくりでしたが、ここでは創作する物語の基軸となる部分を書いてみました。

・物語を構成する要素は、登場人物(キャラクター)と世界観、テーマである
・登場人物は、現実にもいるような存在感を与える。そのためには性格を形成する価値観や過去があったほうがいい
・世界観は登場人物が住む世界なので、きちんと説明すること。読者さんはあなたの設定を全く知らない状態読む
・テーマは、作者が何を伝えたいのかを練りこむことで、作品に深みを帯びさせることができる

こんな感じですね。

小説家とは、繰り返しになりますが「一つの世界を作り出す職業」です。
創造力をはじめ、構成・構築力、分析力、客観性なども求められます。
決して妄想だけでやっていける世界じゃないんですね。

趣味なら全然できますよw
思いついたことを書きまくるのも楽しいですし。物語自体が5万文字ぐらいならノリと勢いだけでも何とかいけます。

あなたがどのレベルを目指しているのかは、望月にはわかりかねますが。
長編を書く際の一助になれればうれしいです^^

何より楽しみましょう♪

ではでは~。

☆★あなたの人生に夢と希望がありますように★☆

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