東京異界録 第2章 第4録
シキに調査を依頼してから30分ほど。宿題も終わり暇を持て余していたので、カグナさんの店に移動することに。 ちょうどやりきった後に翔(しょう)君と合流したため、今は3人で移動中だ。 ご飯も目当てだけどね。カグナさんが …
シキに調査を依頼してから30分ほど。宿題も終わり暇を持て余していたので、カグナさんの店に移動することに。 ちょうどやりきった後に翔(しょう)君と合流したため、今は3人で移動中だ。 ご飯も目当てだけどね。カグナさんが …
海に沈んだオセアーノン。エイトとヤンガスは武器を構えながら海をのぞきこむ。相手は反撃する力が残っていないらしく、痛そうに顔をゆがめながらこちらを見ていた。 「いやあお強いんですねえ。おみそれしました」 いえホントホ …
楓が式を使い調べている頃、加阿羅(カーラ)は人気のない屋上へと来ていた。彼は壁に背を預け、眠っているようにも見えるが、顔には影が落ちている。 『加阿羅、何してるの』 『ん、伽糸粋(カシス)か。別に何もしていないよ』 …
ゼシカが階段を下りると、部屋は重苦しい雰囲気に包まれた。母親のアローザの表情が、何かを押し殺したようになっているのだ。 「ゼシカが出ていってしまった。いや、そもそもアルバート家ではなくなってしまったのでは結婚など」 …
あの練習の後、一部だけ教室に戻り男女別にチーム分けを行い、男子はすんなりと決まって体育館へ戻った。だが、女子は経験者が少ないため、練習してから決めることに。 今は行事の中心人物の四人と一緒だ。 「ってかさ、女子用の …
綺麗に束ねられた花は、地面に落とされ形を台無しにしてしまう。しかし、立っている女性は気にもとめずこちらを見ていた。 エイトが話しかけようとしたとき、気の強そうな見た目をしている相手の顔が変わり、 「とうとう現れたわ …
家に帰って翌日の準備をして就寝した私たちは、日が昇ると普通の学生に戻るようになっている。 朝のドタバタを過ごしたあと学校に着くと、三時間目までは普通の授業を受け、それからHRに。 本来なら次は国語なのだが、学校行事 …
「君たち、僕らは盗賊じゃない。誤解だよ」 子供相手に武力を使うわけにもいかず、何とか説得しようとするが、何か理由があるらしく聞きいれる様子はない。 「もんどーむようっ」 と、少年が銅の剣の柄に力を加えながら走りだ …
いきなり現れた妖怪兄弟の次男坊。顔が至近距離にあることを理解するのに、数秒はかかっただろうか。 「うわ、ちかちか、近いっ」 「わわ、暴れんじゃねえよっ」 足が落ち着いても、心臓の音が全身を駆けめぐっている。ああ、 …
息抜きで描いていたものになります。 この2人、よくでるのに顔がないな~、と^^; ※原稿はかなりでかいのでお気をつけをば;; そのうち涼ちんも描くと思います。たぶんw イラスト一覧へ 全体一覧へ