twitter小説 その433
●オウンゴール お、おいおい、何やってんだって。向かうのはあっちのはずだろ。冗談じゃ。 これがまだ試合とかなら、いいさ。いや、よくないけど。ここは戦場だぞ。 悪夢じゃないか。味方が本隊を叩くために戻ってくるなんて。どうい …
●オウンゴール お、おいおい、何やってんだって。向かうのはあっちのはずだろ。冗談じゃ。 これがまだ試合とかなら、いいさ。いや、よくないけど。ここは戦場だぞ。 悪夢じゃないか。味方が本隊を叩くために戻ってくるなんて。どうい …
●営(えい) うわ、ムサ苦しい。仕方がないか。女性がいたらそれでまた心配だし。 ここは数少ない娯楽場、ね。たいがい賭け事か酒か。他にやることないのか。 それにしても面白いぐらい男しかいないな。ここは女尊男碑じゃなかったっ …
●雲竜(うんりゅう、うんりょう) ふうん、大層な名前の割には大したことないんだね、この道具。へえ。 それにしても、よくこういうのが作れたよね。もちろん悪い意味じゃないよ。 性能は最悪だけど、暮らしを便利にしようと思って作 …
※この記事は、以前noteで掲載していた記事を転載しています。その為、日付も当時と合わせています※ みなさん、こんばんは~^^*AI学習・転載など厳禁。(C)望月葵ようやっとシャワーが直った望月です;; いやですね、急に …
「マ、マーラさんって、もうひとりの要(かなめ)だったんだ」 「おや、そう見えないかな。まあ、戦いにそぐわないイイ男だからね」 ふふ、と何故か嬉しそうに話すマーラさん。どう突っ込んでよいものやら。 「プライベートに …
私が目を覚ますと、よい香りが出迎えてくれる。どうやら、誰かが食事を用意してくれているようだ。 「おや、起きたのかい」 聞き慣れない男の人の声がする。二、三回まばたきをし、ようやく理解が出来た。あの戦いの後、疲れて爆 …
「どうするのだ。式になるか消えるか、選ぶがよい」 カーラ君に顔と声がそっくりな羽根の生えた男は、学校を覆っていた結界を女にかけ始める。閉じ込められた妖怪は、もがいて脱出しようとするが、叶わないようだ。 また、周りに …
ここは一体どこなんだろ。真っ暗で何もわからないし、聞こえないし。 わかるのは、ただ怖いってことだけ。女妖怪に捕まってからの記憶がまったくなくて。 助けを呼ぼうにも、体を動かせないみたいなのよね。当然、声も出ない。 …
霊子によって発生させた竜巻から姿を見せた楓は、服装こそ変わらなかったが、髪と瞳の色が抜け、白と化していた。まるで、顔はそのままだが急激に老化したような雰囲気でもある。 しかし、加阿羅(カーラ)は何ひとつ動かさずに、そ …
「素晴らしい。これが小娘の力なのか」 姿なき声は、まさしくこの学校に通う女子生徒のもの。しかし雰囲気が普段と異なるばかりか、地面から姿を現したのだ。 「この力があれば誰にも負けはしない。たとえ要(かなめ)であっても …