東京異界録 第2章 第1録
家に帰って翌日の準備をして就寝した私たちは、日が昇ると普通の学生に戻るようになっている。 朝のドタバタを過ごしたあと学校に着くと、三時間目までは普通の授業を受け、それからHRに。 本来なら次は国語なのだが、学校行事 …
家に帰って翌日の準備をして就寝した私たちは、日が昇ると普通の学生に戻るようになっている。 朝のドタバタを過ごしたあと学校に着くと、三時間目までは普通の授業を受け、それからHRに。 本来なら次は国語なのだが、学校行事 …
「君たち、僕らは盗賊じゃない。誤解だよ」 子供相手に武力を使うわけにもいかず、何とか説得しようとするが、何か理由があるらしく聞きいれる様子はない。 「もんどーむようっ」 と、少年が銅の剣の柄に力を加えながら走りだ …
いきなり現れた妖怪兄弟の次男坊。顔が至近距離にあることを理解するのに、数秒はかかっただろうか。 「うわ、ちかちか、近いっ」 「わわ、暴れんじゃねえよっ」 足が落ち着いても、心臓の音が全身を駆けめぐっている。ああ、 …
息抜きで描いていたものになります。 この2人、よくでるのに顔がないな~、と^^; ※原稿はかなりでかいのでお気をつけをば;; そのうち涼ちんも描くと思います。たぶんw イラスト一覧へ 全体一覧へ
水晶玉を手にいれトラペッタに戻ってきたエイトたち。トロデが滝の主の情報に憤慨しているのを横目に、持ち主に戻すべく町へと入っていく。 ルイネロは酒場であったときとは打って変わった表情で、ふたりを待っていた。椅子に深く腰 …
喧嘩を売られた奴とは違う人間たちとのドンパチになり、いつの間にか物の怪と戦うことになるとはな。いったいどんな流れでこうなるんだか。 まあ事前に持っていた装備で、アタシもユキも武装はしているが、正直、不安が多く占めてい …
真剣なまなざしで、見ず知らずのトロデたちを見つめる少女。呼吸を整えたあとに、 「実は、あなた方にお願いがしたいことがありまして参りました」 と伝えた。 ヤンガスとトロデは顔を見合わせたあと、まばたきをし、少女に向 …
赤土と勝負しにやってきたハズが、なぜか竜間とその取り巻きと喧嘩するハメになったアタシたち。前者に関しては事前に取り付けられていたからともかく、後者は完全な邪魔者で、アタシたちのことが鼻につくらしい。 奴はいつも隙を狙 …
ある一族に、古くから伝わる予言がある。 時は刻一刻とせまっていた。 鷹が気持ちよさそうに飛びかう日中のとある森に、ちょっとした異変が起こった。走り回っていた小さな動物が、魔物と遭遇したのである。 驚いた動物は、愛 …
ある声で目が覚めた私。どうやら眠っていたようだ。 「ねーちゃんってば。ご飯できたよ」 「ん、今いく」 昼間から戦ったせいで疲れたのかもしれない。まあ、顔を洗えば意識がはっきりするだろう。 「レオンにお供えしとい …