東京異界録 第1章 第4録
学校を案内させられた後、今日は異常なかったようなので、そのまま帰路へとつく私たち。彼らは真昼間なのにも関わらず、ゴエイだからとかってついてきているけれど。 「ため息ばっかついてっと、幸せ逃げるぞ」 「あのねえ」 …
学校を案内させられた後、今日は異常なかったようなので、そのまま帰路へとつく私たち。彼らは真昼間なのにも関わらず、ゴエイだからとかってついてきているけれど。 「ため息ばっかついてっと、幸せ逃げるぞ」 「あのねえ」 …
時は流れ、今は正午。ホームルームが終わったあと、彼らはクラスメイトに囲まれ、質問攻めにあったのだ。 なぜか私も巻きぞえになったんだけど。 で、お昼近くなったから、空腹に耐えかねてコンビニまで行ってきたってわけ。部活 …
あの出会いから7回目の桜が散り始めている今、私は高校二年生になった。窓の外にある道がピンク色に染まる光景を見ながら、ぼんやりとしている。 まあ、相変わらず、妙な存在である彼らとの関係も、続いているけれどね。はあ。 …
天の機嫌のよい日、しかし、厄除けの女神はあまり機嫌がよくなかったらしい。 そんな中、桜は新たな旅立ちを祝福し始めていた。そんな中、水色のランドセルを背負った女の子が、下をむきならが歩いている。 顔立ちはかわいらしく …