●おおとり(大鳥、鳳、凰、鴻、鵬、鳯)
うわぁ、すっご。あんな大きい鳥は見たことないよ。某ゲームのキャラみたい。
で、どうするんだっけ。あの鳥の背中に乗って旅に出るんだっけ。はいはい。
冗談ですよ。追いかけて巣の位置を確認するんでしょ。覚えてますってば。
たまにはふざけたっていいじゃん。ホームシックになりかけてるんだよ。
●大鳥(おおとり)
この子は大人しい性格だがとても賢くてね。大きいから獰猛に見えるだろうが。
そう怖がらなくても大丈夫。君の腕には乗せられないが、なでてごらん。
可愛いものだろう。ちゃんと心を通わせれば、動物とも仲よくなれるんだよ。
代々伝わる技法でもある。よく見ておくんだ、お前も継ぐことになるから。
●オートレース
ふうん、そういう公営競技もあるんだね。競馬のほうがよく知られてるけど。
たしなむぐらいならいいと思う。でもさ、ギャンブルって私は否定的だな。
リアルに家庭崩壊した友だちがいてさ。その話を聞いてあまり好きじゃなくて。
もち人それぞれだよ。運の流れをくみ取る、いい訓練にはなりそうだし。
●オーナー
任せなって。全ての海を経験したオレが取り仕切るんだ。大船に乗ってくれ。
今時季は海も大人しいもんだ。そっちよりも魔物のほうが厄介でね。そうさ。
あんたらが同乗してくれるっていうから引き受けたんだぜ。それにしてもだ。
あのときの顔は面白かったな。ただのジジイじゃないってわかっただろ。
●オーナー
洗い出せばこんなものか。やっぱりあの男は黒だったってことさ。何を今更。
既に話は上がってたじゃないか。後は証拠だけ、これだけあれば十分だよ。
最後までしっかり頼むぜ、護衛さん。もうそろそろあくびも打ち止めになる。
一応セキュリティは解除しといたが、時間の問題だ。早く退散しようか。