Twitter小説 その415

●営(えい)
精が出るっぺ。おらあ、この道十八年のべテランだあな。ほいそらよ。
それにしても最近は土の様子がおかしいっぺな。何があっただべか。うーん。
ありゃ何だべか。山ぁのてっぺんが雲に覆われてる。見たことないべよ。
ばあさんに聞いてみるっぺ。お山様がお怒りでねえか心配だよ。おい、ばあさんや。

●営(えい)
中々大層な軍隊だ。さすがは大陸一と謳われる猛者の集まり。貫禄が違う。
だが、それでも彼らに勝てまい。正攻法では到底無理だろうからな。
彼らのトリッキーな動きは、まるで女性の心のようなもの。掴みようがない。
つまり不規則な動きをする。ゆえに同じ動きばかりしている軍では厳しいだろうな。

●営(えい)
必死こいてやっても楽にならない、か。そりゃ報われないね。まったく。
それにしてもタチが悪いな。そりゃ周りのせいにすればラクだろうね。
ま、死に際にも同じことを言っていられるかが見ものだ。何せ寿命が違うし。
ふふ。あまたの生と死を見てきたから言えるが、やはり大半は人生に反映されるよ。

●営(えい)
まったくあの嬢ちゃんは。知らねえ奴だったら格好の得物だってのによ。
これだから箱入り娘の貴族は苦手なんだ。でもまあ、嫌いじゃねえよ。あの子は。
兄貴のせいで勘違いしてるところもあるが、悪気はないのはわかる。
それに、まっすぐで純粋だ。危なっかしいのもあるし、しばらく面倒みるか。

●永(エイ、ながい)
表面上の繕いなんて容易いものだ。元々生まれ育った場所が場所だし。
悪い意味での話さ。隙あらば失脚させようっていう輩ばかりでね。油断ならん。
だから人付き合い自体が面倒だったんだ。その点、今はかなり気楽だ。
確かに常に命は狙われているようなものだが、その分返り討ちしやすくなったし。

 

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