Twitter小説 その396

●上手(うわて、かみて、じょうず、じょうて)
右側には上客がいるから、気配りには気をつけろよ。中心にやっていくんだ。
それにしてもこんな寂れた劇場に招いてもいいものなのか。政界人もいるし。
団長は一体何を考えているんだろう。最近、言動が怪しくて仕方がないし。
「お前も気づいたか。今から逃げるわよ、売り物にされたくないからな」

●上手(うわて、かみて、じょうず、じょうて)
よりにもよってこんなトコにお宝が隠されてるなんてさ。ああ、足がイタ。
岩場には慣れてるけど、ここは異常に石が大きいわ。何なのよ、本当に。
うーん、よく見たら自然に削られたモンじゃないみたいね。なるほどー。
こりゃ大層なものを守ってるに違いない。ふふ、燃えてきた。いざ、お宝の元へっ。

●上手(うわて、かみて、じょうず、じょうて)
その技が得意みたいだな。なら、決め手のひとつとして持っているといい。
この戦場で生き残るには綺麗な技なんて必要はない。身を守ることが大切だ。
お前の世界で習ったその技は、もしかしたら護身術になるかもしれないからな。
この世の中無駄なことなんてひとつもない。怠惰に生きない限りはな。

●上手(うわて、かみて、じょうず、じょうて)
そうくるか。うむむ、噂に違わぬ実力よ。そんな力を持っているのに。はあ。
もったいないとは思わないのか。どうして趣味で終わらせる、世界にでては。
なるほどな、一理ある。まあ、お前の人生だ、好きなように歩むといいだろう。
後悔だけはしないようにの。将棋と人生は違う、やり直しは利かんぞ。

●嫐(うわなり)
あれが実話だったら末恐ろしいことだ。傍から見ている分には何ともいえないが。
まあ、本当に怨霊が取り付いて行動をさせるっていうのは不可能だが。
もっと力の強いものじゃないとね。せめて人型になれるぐらいじゃないと。
おっと、今のは聞かなかったことにしてくれるかい。逢瀬が台無しになるよ。

 

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