Twitter小説 その394

●うわぐすり(上薬、釉、釉薬)
これを塗るとよりキレイに見えるんだよ。ほら、このふたつを見比べてご覧。
面白いだろ。塗っただけでこの効果だ。セールスじゃないが、本当に楽しいんだ。
それにな。比率を守って色々な薬を混ぜると、たくさんの色を作り出せる。
今のところできるのは俺だけだ。その方法をお前にも教えてやろう。

●釉(うわぐすり)
それにしても恐ろしい発想だな。確かに確実に手に触れるのは間違いないが。
それを利用して薬に毒を入れるとはね。恐れ入った、さすがは殺しプロ。
あんたに狙われたら、確かに確実に死ぬだろうな。だが、彼女は殺せまい。
やってみるか。この女だ、裏社会では有名だから、名前ぐらい知ってるだろう。

●うわごと(囈語、譫言)
支離滅裂だが、まあいい。どうせここで殺すんだ、考えても仕方がない。
それにしてもおかしなもんだ。何でこんなうわ言に騙される連中がいるんだろ。
ああ、そういうことか。単にイカれてるってわけじゃなくて操られてた、と。
気の毒なもんだな。でもそれが自分で選んだ道なら業ってモンだろうよ。

●うわごと(囈語、譫言)
たいしたばあさんだよ。あんな状態になっても孫のことを考えてるなんてさ。
ばあさんの言ってたことは、単なるうめきじゃない。重要なことを伝えたんだ。
任せろって。初めは確かに金で動いてたが今は違う。お前の力になってやる。
まずは仲間集めだな。たった二人じゃあ、奴らに立ち向かえないから。

●うわさ(噂)
好き勝手なこといいやがって。ロクな大人がいないな、このバイト先は。
何なんだろ、そんなに他人のことをいじって楽しいのかね。意味不明なんだけど。
まあいいや。どうせ俺の悪口もいわれてるだろうし、気にしないほうがいい。
つまらない大人になりたくないし。どうせならデカイ大人になってやる。

 

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