Twitter小説 その387

●うりき(売り気)
それは隠しておくんだ。そうじゃないとお客さんが逃げるからな。なぜかって。
お前が買う立場になっていればわかるだろ。いらないものを買わされたら、さ。
そういうことだ。元々、人は売られるのが嫌いなんだ、買うのが好きでね。
ならどうすればいいのか。答えは既にあるんだよ。お前の中に、な。

●うりことば(売り言葉)
そんな喧嘩腰にならなくてもねえ。何と勝負してんだか。まあいいんだけど。
それにしても本当に毎日飽きないね。それほど仲がいいってことか。
本当の兄弟みたいに育って。これで身分さえなければって思うけど、ね。
残念だよ。あの子たちが大きくなったとき、お互いの運命を知ってしまったとしたら。

●うりぬし(売り主)
気をつけたほうがいい。本当に百パーセント買わされるからな。それにしても。
変なウワサもないんだよなあ。どうやってやってんだか知りたくてしょうがない。
絶対に催眠術とか使っているんだろうな。そうじゃなきゃありえない数字だ。
「他人の悪口言う暇があるなら、売る力をつけたらどうなんだい」

●雨量(うりょう)
この数値は異常だな。そりゃ誰だってこの天気がおかしいと感じているはずだ。
まるで一日に一回、都道府県のどこかを回ってる雲があるとしか思えない。
神様じゃあるまいし、誰もそんなことはできるはずがないんだが。うーん。
待てよ。確かに全国で振っているが、一部だけ違う形の雲があるな。

●雨量計(うりょうけい)
本当にそんなもので計れるのか。まあいい、君以外の技術者はいないからな。
それにしても、過去の文明はすごいものだ。本当にあの月まで行ったなんて。
にわかに信じられないが、理論は通っているからな。その技術を応用する、か。
君はきっと偉大な科学者なのだろうな。本当に滅んでしまったなんて。

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