Twitter小説 その334

●うみぎし(海岸)
はあ、ここが、ね。それにしても意外といえば意外だな。そうでもないか。
この海の先が神界に繋がっているなんて、誰が思うだろうか。単なる境目なのに。
だからこそ、か。木は森に隠す、というが、それと似たようなことなのだろう。
それにしてもおかしい。何故、神はこのようなことをしたのだろう。

●うみぎり(海霧)
やばいな、戻るように連絡するんだ。何だって、音信普通だっていうのか。
くそ。こんなときに無線機が使えないとは。しかし、さっきまで晴れてたのに。
急に出てくるなんて。今までこんなことは無かったんだがな。仕方がない。
別の船を出そう。ロープをあるだけ繋げて探し出せる範囲を探すんだ。

●うみさそり(海蠍、海蝎)
へえ。まるでザリガニの巨大バージョンみたいだね。二メートル以上って。
こんなのが地上にいたらエラいことになってるでしょ。人間食われそう。
ま、逆にウチらが食っちゃうかもしれないけど。ちゃんと身、あるのかな。
それにしても生命って不思議だよね。こんなでっかいのでも絶滅しちゃうんだ。

●うみざりがに(海蝲蛄、海蜊蛄)
これ、どんな料理なんだろう。やっぱ親水公園とかにいるアレと同じ大きさかな。
って、何だ。ロブスターのことだったんだ。紛らわしいメニューだなあ。
てっきり新種の料理かと思った。名前が違うだけでこんなにも違うんだね。
それにしてもこの店のメニュー、変わったのが多いな。誰が書いたんだろ。

●うみじ(海路)
ここは安全な地域でさあ。お国公認の場所だから、連中もやってきづらい。
もちろん油断はしませんがね。ウワサがたってるのを知りませんか。ほら。
火を起こせばやってくるたあ、このことだ。それにしてもタイミングがいい。
この船がオトリとはわからんでしょう。さて、腕をならして見せましょうか。

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