Twitter小説 その97

●あさしも
うわぁ、じめんがまっしろになってるよ。なんで、なんでっ。
おそとがさむいとそうなるんだ。ふうん、つちがかわいそうだね。こごえちゃう。
忘れもしない、幼いころに見た大地と感じた空気を。凛とした寒さだった。
あの日々が一番幸せだったな。またあの大地に戻ろう、すべてを終わらせて。

●あさぞら
季節毎に空の表情が変わるなんて不思議だな。何気なく見てたけど。
ここでは冬が長いからかな。とくに朝は透きとおった青空が多くて、清々しくなる。
夏の空も面白いんだぞ、入道雲がわたあめみたいでさ。
自然の芸術、っていやあカッコいいかい。でも本当に、同じようで違うんだよな。

●あさだち
何気ない行動にもちゃんと名前がついているんだ。
朝に家をでることも朝立ちっていってね。細かいところなんだけど大切なんだよ。
僕たちは話しもするし、文字で意思を伝えることもある。知っておいたほうがいい。
単語を覚えろとまではいわないけど。切り返しかたが変わってくるのは間違いないね。

●浅知恵
あの程度で専門家を名乗るのか、まあいいけど。俺よりレベルが下すぎる。
しょうがないけどな、生まれもった魔力が違うし。それでもいただけないぞ。
本を読めばあのぐらいなら誰でも理解できるしな。十四歳の女の子でもいけるし。
魔法はあやふやな存在だから好き勝手できんだろ。お気の毒に。

●あさって
覚悟はあるな、決行は二日後だぞ。こちらの準備もできているからな。
だが彼らが間に合わなければ、最悪お前ひとりで脱出するんだ。
私のことは構わなくていい、どうとでもなるから。問題はお前のほうだ。
既に存在が知られてしまったんだ、何が何でも逃げるんだぞ。
生きていればまた会えるさ。

 

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