Twitter小説 その84

●アクチニウム
何その単語。え、化学でやったって。覚えてなーい、弁当食べてたもん。
当たり前じゃん、育ち盛りだよ私たち。休み時間にはおやつが鉄則でしょっ。
えー、ひど~い。食うか寝るかのどちらかしてないなんて暴言だよ~。
ちゃんと部活もしてんじゃんよ。まあ、休憩中にケーキ食べてるけど。

●アクチノイド
薬っぽい名前だね、のどか口によさそう、何となく。
え、暗号って。どこをどうすればそうなるわけ。ゲンソノソウショウって。
教科書に書いてあったような気がするけど、それがどうしたの。
確か十五元素あったと思うよ。え、それが答えだって。つまり、は。
十五の部屋のどこかに、アレがあると。

●アクチュアリティー
夢想バカかと思ったけど、どうにかなるもんだな。お前のは狂気に近いって。
気持ちはわかるぜ、かなえられるならかなえたい生活になるしな。
ただよ、世間知らずのお坊ちゃまがいったって、こっちは腹が立つわけさ。
最初は頼りなかったが、こう見せられちゃあよ、やるしかねぇだろ。な。

●悪童
なあ聞いたか。最近、この辺りに悪ガキがでて盗みを働くんだってよ。
警察も動いてるんだが、一行に捕まらないんだと。パクられないように気をつかないと。
「けっ、おめでたい連中だぜ。警察になんか捕えられねぇってのに」
今、声が聞こえなかったか。もしかして、でるって化けてでることかよっ。

●悪徳
さて、どういう末路を辿りたいんだ。せめてもの情け、選ばせてやろう。
貴様の罪は重い、どのような刑をお望みかな。幾千、いや、幾万の地獄の使者が待ってるぞ。
今まで散々おいしく生きてきたんだ、十分だろうが。ん。
私は金になびかんぞ。さあ、おとなしくついて来い。痛い目に遭いたいか。

 

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