Twitter小説 その82

●悪水
どうなってるんだ、どうも排水が悪いぞ。うん、何だまたゴミかよ。ったく。
本当に迷惑だな、自分の部屋にゴミを投げ入れられたらどう思うんだかな。
自分がよければどうでもいいなら、それ以上の力を持つ人間に潰されるだけなのに。
まあ、日頃の行いは何かしらの形で返ってくる。そんなものさ。

●悪性
病か。この手は確かに治しづらいが治らないわけじゃない。条件があるが。
特別な薬草があってな、それを煎じて飲めばたちまちに治ってしまうんだよ。
欲深い人間がほとんど刈りとってしまったから、めったにお目にかかれない。
それでも行くのならこれを持っていけ。きっとお前の力になる。

●悪政
お優しかった兄上らしくない。何故あの様な政(まつりごと)を行うのか。
これでは民が苦しむだけで食べていくことすら難しくなってしまう。
確かに義務を果たさないのは論外だが、それはほんの一部のはず。全体ではない。
何かあるはずだ、豹変の原因を必ず突き止めてみせる。あまりにも哀れだ。

●悪声
このうめき声はどこからきている。獣ではないようだが、魔物とも違う。
なるほどな、この森自体が結界に包まれていたのか。閉じ込めたつもりらしい。
確かに普通の者ならたまったものではないだろうが、突破口はいくらでもある。
さて、規模や種類を調べてくるか。要因を知れば対応できるからな。

●アクセシビリティ
人間は怠惰な生き物だな。意識するせざるを関係なく。褒め言葉だぞ。
文明が発展したのもそのお蔭というもの。遺伝子に従った結果やもな。
しかし、最近は悪い面が多く見られる。その様に生きて楽しいのだろうか。
まあ良い。己のことは己で決めるよう人を創った。気づく気づかぬは本人次第だな。

 

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