Twitter小説 その77

●あきち
建物がない土地に、前触れもなく一軒家が出現したらどう思うだろうか。
たぶん、驚きを通りこして何も感じないかもしれない。私がそうだから。
「どうしたんだ、変な顔して。しばらくここを基地にしようぜ、長期戦になりそうだしな」
術だか何だか知らんが、勝手に造って住むんじゃないっ。

●あきづき
この時期の月は一番美しいな。空気も透き通って風も程よく冷たいし。
酒を片手にしてるからなおのことだろう。気分もちょうどいい。
おや、無粋な輩がいるものだ。こんないいときに邪魔をするとはね。まったく。
覚悟はできてるのだろうな。せっかくの場を台無しにした代償は払ってもらおう。

●秋の七草
秋の代表をする草花といえば、それは七草だろう。自慢じゃないが知らないけど。
課題がでなかったら調べようとも思わなかったね。興味ないし、花なんて。
って、何でそんなにスラスラ書けんの。え、元々知ってるって。あ、そうか。
古くから伝わる、というより生きてるんだもんね。そりゃ当然か。

●あきばれ
初春とは違い、物悲しさはあるな。色がなくなるからだろうな、たぶん。
空気が乾燥しているぶん、綺麗な青空が広がるが、大地は寂しいものだ。
季節柄だから仕方がないか。気持ちは自分で決着をつけるものだし。
何かを始めるにも適した時期かもね。さあ、どういう風に歩みたいのかな。

●あきまつり
ほうほう、良い心がけじゃな。ちゃんと我が力を与えたものを奉納するとはな。
見返りを求めるわけはないが、気持ちが良い。自分以外の誰かに与えるのは。
しかし人間は傲慢だ。吸い取るだけ吸い取ってふんぞり返っている者もいる。
そうだな。よし、一度あの者を没落させてどうなるか見てみよう。

 

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