Twitter小説 その74

●あきあみ
え、何これ。あ、エビなんだ。エビの、塩辛か。うまそ~じゃん。
へえ~、九州ではよく獲れるんだ。秋口にでるんだね、この白いの。
かきあげにしてもうまそうじゃん。ねねね、作ってよ。俺の分も。
自分でやれって。いいならやるよ、火事になっても知らないけどね。
ほら、俺って火力強いからさ。

●あきいえ
こんな話を知ってっか。あの空き家のことだよ。
何だよ、せっかく教えてやろうと思ったのに。けっこう噂になってんのか。
へええ、じゃこれは知ってる。あの中に実は死体があったって話。
人間じゃなくて動物のだよ。だから夜になると化けてくるんだと。
捨てられた動物の痛みを知れ、ってな。

●あきかぜ
妙な風だな。この時期なら逆の方角から吹いてくるはずなのに。
誰かが操ってるだって。風の精霊をか、いったいどうやって大それたことを。
なるほどな、どっかの礼儀知らずがバカをやって怒らせた、と。それで逆風ね。
こりゃ大変だ、風の精霊が怒っちまったら手がつけられないぞ。早く行こう。

●あきぎり
昔々、ある姫君があきぎりを大層お気に入りでした。嫁ぐ際も持って行ったそうです。
しかし旦那様は酔うと暴力をふるい、姫君はいつも怯えていました。
怒った花は物の怪と化し、姫様が寝ている間に男を食べてしまいました。
後に人間になった彼は姫君に真実を話し、永劫幸せに暮らしましたとさ。

●あきくさ
ごめん、読み間違えた秋草ね。浅草だと思ったよ。目が疲れてるのかな。
で、秋草といえば何、か。うーん、おかゆ、かなぁ。秋の七草っていうじゃん。
内容は知らん。ググればでてくるんじゃない。って何でこんな話になったんだっけ。
秋といえばから始まったんだっけ。このままでいいんじゃないの。

 

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