Twitter小説 その69

●あかぬけ
よぉし、上出来上出来。一晩でそこまで身につけば充分だろ。
あとは絶対しゃべるなよ。口開いたら絶対にバレちまうからな。当たり前だろ。
見た目はそっくりでも中身が全然違うんだ。口調もトーンも違うしな。
まあ付き人をつけておくし、部屋の中にいるから大丈夫だろう。念のために用心しとけよ。

●あかね
かわいらしい花を咲かせるアカネ。たくさんの種類があり、見た目も多様だ。
本当に同じアカネ科なのかと思うぐらい違うが、それもそれで面白いものだ。
実はコーヒー豆ができるコーヒーノキもこの科の一種で、白い花が咲く。
彼女がコーヒーが好きでよく育てていたな。ちゃんと一からやっていたよ。

●あかねいろ
あの色を見るともう今日が終わるような気がしてならない。日が落ちるからか。
闇に包まれた中では身動きがとれない。よほど訓練されない限りは。
そう、夜にまぎれて行動する者もいる。たいていはよろしくない前触れだが。
逆にそういうものを引きこめれば心強いということだ。さて、どうしようか。

●あかねずみ
あかねずみと呼ばれるコソ泥をご存知だろうか。闇夜に金銭を奪う小悪党だ。
通常、黒や濃紺などの服をまとうにも関わらず、真っ赤をまとっている。
目立ちたがり屋なのかは知らないが、見事な手口であっという間にもぬけの殻。
民衆たちでも大人気な正体不明の英雄。役目だが捕まえるのは気が重い。

●あかはた
ほう、お前が反乱軍の首謀者か。どんな豪傑かと思えば、若造ではないか。
若いゆえか世間を知らぬのだろう。どうあがいても次期国王は決まっておる。
民が認めていない、とは。笑わせるな、しょせん民は貴族の食い物にすぎん。
な、何だお前たちは。おのれ、たばかりおったな。この場で処断せよ。

 

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