Twitter小説 その66

●あかぎ
これこれ、そんなところまで登ったら降りられなくなるよ。戻っておいで。
あららら、言わんこっちゃない。そこで待っておいで、今行くから。
二人して腕白なのは結構だが。ほら、いい眺めだよ。見てごらん。やっぱりダメか。
まあ五十年足らずで二十メートルの木登りをしたのだから上出来かな。

●あかぎれ
いっつー、冬の洗い物はきつい。仕事だからしょうがないんだけど。
油ものとか最悪よ、お湯使わないといけないからさ。ハンドクリームも凶器に見える。
でも、使うんだ。だって憧れの先輩がくれたものなんだもん。
妙な噂があったけど、気にしない気にしない。とっとと片づけて出かけなきゃっ。

●あかげら
どうしてこんな場所にあかげらがいるんだ。この辺りは生息地じゃないはず。
うん、口に何かをくわえている。僕に気づいたのか、鳥が近寄ってきた。
随分と人懐っこく、野生の鳥なのか疑問に思えてきた。案の定だったらしい。
姿を変えてやってきた弟は、伝言を預かりにあの城から脱獄したという。

●あかご
「対極の力を持つ。くれぐれも力の扱いかたを教えるときに気をつけろ」
「わかった。どっちのほうが強いんだ」
「どちらかというと生のが強いな。オレの力は抑えられてる」
「万が一のことがあったらどうする」
「心配するな、まず四大属性を覚えさせろ。まずはそれからだ。あとは封印しとく」

●あかさび
あ~あ、ずいぶん手入れをサボったな。こりゃひどい、鍛冶屋に持っていこう。
何やってんだよ武士のくせに。え、持っているだけで誰も寄ってこないって。
阿呆か。いかにお前が大陸一の達人でも、使わなきゃ技もさびるだろうが。
これ、そっぽを向くなっ。ったく、こんな奴に一撃で負けたなんて。

 

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