Twitter小説 その59

●あかいえか
あかいえかのようになれ。何じゃいこりゃ、何の暗号だあのクソジジイ。
ええっと、文をぶったぎると、あかいえかってのはハエのことかよっ。
うわ~、意味不明だ。どういうこったよハエのようになれってさ。むー。
うん、手紙の端に目玉が描いてある。うー、周りをよく見ろってことなのかな。

●あかいとげのくるま
ひらがなにすると何だかよくわからない漢字ってあるよね。私だけかな。
赤糸毛車っていう賀茂祭で使われる牛車があるでしょ。それを見て思ったんだけど。
文字って不思議だよね。日本語が独特なのかもしれないけどさ。
使う文字によって雰囲気が違ってくる。使いこなすのも一苦労かもね。#tw小説

●赤糸白覆輪
あかいとしらふくりんって読むの。日本のよろいに使われているのよ。
細かいことは知らないけど、胸板の部分の金属に縁取りしたものだったかしら。
そうそう、意外に名前どおりなのよね。今の時代じゃあ着れないでしょうけど。
重いのよ、あれ。動きまわれる格好のほうが好きなのよね、みんな。

●あかいぬ
狛犬じゃねぇよ、赤犬だ。赤黄色っぽい毛並みをしてるだろ。名前はないが。
見た目は狼だけどな。何となくカッコイイからな、そっちのほうが。
心配しなくても一般人には見えねぇから。普通の人間には見えないはずだ。
ああ、あいつは見えるようにしておく。お前の相棒だ、よろしくな。#tw小説

●あかいわし
誰にも手にしたことがないというお宝目当てに、一人の盗賊がやってくる。
よほどの手足れなのか、息は切れていない。しかし、最奥でため息が漏れた。
「我に触るな」
底冷えする声がすると男の姿が断末魔とともに消える。
赤黒い大太刀には鮮血がほどばしり、うなり声が収まると前の状態に戻った。

 

その58へ  Twitter小説TOPへ その60へ
全体一覧へ

 

<メルマガ>
人を動かす文章術
文章について、日頃考えていることを発信しています

最新作速達便
新作品をいち早くお届けします。

<Facebookページ>
個人ページ お気軽に申請してください♪

電子書籍とPodcastのすゝめ

望月 葵の総合情報発信現場

<Podcast>
ライトノベル作家・望月 葵が伝える、人をひきつけ動かす文章の力
東京異界録(ライトノベル系物語)

<電子書籍>
各作品についてはこちら

コメントする

Please Login to Comment.

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!