Twitter小説 その55

●あおはた
小型で口の周りが黄色い魚、あおはた。色々な名前もある、非常に美味な魚だ。
うちでだしたら子供たちが競って多く食べようとするぐらいだからね。
個人的には味噌汁が最高かね。いいだしもでるし、身もおいしいし。
でも刺身にしたときは驚いたね。頭がついていたせいか暴れだしたしたんだよ。

●あおばな
名もなき青い花が咲く。子供でも簡単に踏みつぶされそうな、弱々しい花だ。
だが、こんな不毛な大地になっているだけでも、十分したたかな存在。
「御命、頂戴するっ」
馬鹿が、相手を誰だと思っている。紙のように切り捨て、またお前を見た。
そうだ、待っているのだ。私の帰りを。子供と一緒に。

●あおむき
こう、大の字で草原に横になっていると、色々なことがちっぽけに見える。
心地よい風、送られてくる草と土の香り、雄大に、ゆっくり動く、白い雲。
「ちょっとあんた、よく魔物の死体だらけのところで寝られるわね」
だーかーらー、細かいことはどうでもいいんだってば。休ませろって。

●あおむけ
おっしゃあ、ひっくり返った。オレの勝ちだな、そのお菓子もらってくぜ。
うん、もうひと勝負か。いいぜ、受けて立ってやる。ほら、こいつを食いな。
よっし、力がみなぎってきただろ。って、そっちはケツのほうだって。
こっちだこっち。っとに、亀相撲は油断すると逆方向にいっちまうからな。

●あおむし
ぎょえ~っ。青虫が肩にっ、とってとってとって。はあー、ありがとう。
いったいどこでついたんだろ。森の中なんて通ってないのに。え、何。
ちょっと、まさかあんたがくっつけたんじゃないでしょうね。やっぱりっ。
今日という今日こそは絶対に許さん。男に容赦する必要ないもんね。覚悟っ。

 

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