Twitter小説 その49

●あおがね
ほう、ようやく手に入れたか。これであれを作るのも容易になったわけだ。
相当骨が折れたであろう。褒美をとらせよう、望むものは何か申してみよ。
なるほど余の首とな。これはまた面白い男よ、くれるわけにはいかぬが。
愚か者めが、そなたの考えなどお見通しよ。とっとと娘を連れて消えるがよい。

●あおかび
菌とは不思議なもので、できるものによって悪ものになったり良きものになる。
たとえば食パンとチーズ。前者は腐敗などが原因なので、危険なものだ。
後者にいたっては発酵食品なので問題ないのである。とても不思議に思えないだろうか。
人間も同じだ。一概に善悪でくくれないだろう。

●あおくびあひる
それでいいんじゃないか。本物そっくりだしさ。これで設置完了だな。
しっかし、何に使うんだ。囮って聞いたけど頭と首が青いアヒルだよな。
人間のほうがよかったんじゃないの。え、相手の虚をつくって。
まあ、これでうまくいくなら越したことはないけど。願ってるよ、成功するように。

●あおくも
ほらごらん、綺麗なお空だね。ママはあの雲の間にある世界にいったんだよ。
お前がしっかりして大丈夫だからだ。ママはすごく安心してた、うれしそうだったよ。
いつか会えるさ。いい子にしていればきっと迎えに来てくれる。
さあ、パパと一緒に帰ろう。今日はパパがご飯を作ってあげる。

●あおぐも
嵐がすぎ地上と天井が虹でつながれた。戦死した兵たちを導くように。
大いなる犠牲の元、わが国は勝利した。首謀者の首を討ち取り、幕が下りたのだ。
残ったのは負傷した兵と焼き払われた草原、おびただしい惨状と現実。
幼さが残った女王はひざまずき、祈らずにはいられなかったようだ。

 

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