Twitter小説 その48

●阿翁(あおう)
義理の父は本当に頑固よね。人の話を聞かないというか何というか。
職人だから仕方がないのかも。廃れつつある技術を継承している方だし。
でも、悪い人じゃないのよ。一週間前かな、差し入れにいったときおっしゃってたわ。
息子は元気か、って。無口だけどあなたのことをちゃんと想っているのよ。

●あおうなばら
目の前に広がるこの海を見てごらん。人間がいかにちっぽけかがわかるだろう。
そう、本当に些細なものなのだよ。内に視線をむけているからわからないだけで。
顔をあげてごらん。視界いっぱいに広がるこの雄大さを感じてごらん。
ほぐれたようだね。では、本題に入ろうか。どういう風に終わらせるか、を。

●あおうみがめ
くそー、あの人間たちめ。ボクたちの肉はそんなにおいしいのかい。
陸上だと甲羅が重いから逃げるのが難しいんだよね。海の中は何とか大丈夫だけど。
仲間から聞いたところでは、ボクらが陸に上がっているときはとっちゃいけないんだってね。
さてはあいつら、イケナイ集団だね。気をつけないと。

●あおうめ
今年も豊作だな、こりゃおいしい酒がたくさん作れるんだろうなぁ。
まったく、とらせるだけとらせておいて飲ませてくれねーんだもんな。ひでぇ。
もう十五なんだぞ、そろそろいいお年頃だってのにガキ扱いしやがって。
はいはい、今行くよ。ったくもう、人使い荒すぎなんだってば、母ちゃんは。

●あおがえる
ひと言で表しても、総称とくくられるときもある。青蛙もそのひとつだ。
緑色を帯びた蛙を呼ぶ名前なんだよ。もちろん、トノサマガエルのような名前もある。
ちょっとややこしいかな。大丈夫、そのうち覚えていくから心配ないよ。
ほら、これがここに載っている蛙でこっちがこれ。覚えられそうだろ。

 

その47へ  Twitter小説TOPへ その49へ
全体一覧へ

 

<メルマガ>
人を動かす文章術
文章について、日頃考えていることを発信しています

最新作速達便
新作品をいち早くお届けします。

<Facebookページ>
個人ページ お気軽に申請してください♪

電子書籍とPodcastのすゝめ

望月 葵の総合情報発信現場

<Podcast>
ライトノベル作家・望月 葵が伝える、人をひきつけ動かす文章の力
東京異界録(ライトノベル系物語)

<電子書籍>
各作品についてはこちら

コメントする

Please Login to Comment.

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!