Twitter小説 その42

●藍蠟(あいろう)
何考えてんだあの野郎。だからやめておけっていったのに、聞きやしねぇ。
たしかに囮は必要だったがよ。お前だと有名人すぎて逆に危険なのに。
まあいい。この藍色の粒と模様がお前の居場所を指し示してるんだろ。
待ってろよ、証拠を引っさげて殴りこみに行ってやるから。早まるんじゃねぇぞ。

●アイロニー
素直じゃないな、あの皮肉屋め。ひと言ふた言多いんだよ、もう。
うれしいならうれしいって言えばいいのに。環境があれだからしょうがないか。
さて。彼女の信頼も得たことだし、ここからは一気に駆けあがるとするかね。
これが上手くいけば連中は終わりだ。ようやく自由が得られるんだから。

●アイロン
これは凶器だ。世界で一番危険な武器として認識しても過言じゃない。
三角形の金属面、水気がでてくるとんがり部分、服を焦がせるのも特徴だ。
しかし弱点もある。それは電撃系の仲間がいないとまったく身動きできない。
「何でもあっちの世界につなげないでもらえる」
うるさいな、仕事なのに。

●哀話
杖を手にできる者は、王家の直系でなくとも大いなる様々な力を得るという。
しかし、代償もあり、一番大切な人と結ばれないという伝説もあるのだ。
ひとりの少年が知らずに手にし、誰もがうらやむ生活を送ることになった。
彼は杖を捨てる。光り輝く周囲を失ったが病弱な彼女を治す力を手に入れた。

●アインスタイニウム
何だよの記号は。化学記号じゃなかったっけ。あん、暗号にしたって、お前な。
この化学オタク、おかげで場所特定すんのに時間かかっちまったじゃねーかよ。
お前らしいよな。うちの学校、理系少ないみたいだからいいか。
どちらにしても、ここはマジで秘密にしとこうぜ。面白いニオイがするから。

 

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