Twitter小説 その41

●哀憐
あの子には気の毒だが、これもこの国の未来のため。しかし優秀だな。
さすがは帝王学を受けているだけある。王家の血も流れてはいるから当然か。
本当によくやってくれているよ。何か地位でもくれてやればいいのに。
影武者とは聞こえが悪いが、どちらに転んでも安泰は間違いないだろう。

●愛恋
幼い頃から一緒に過ごし生きてきたのです。別れたくはありません。
姫、私ではもうお供をすることはできません。この怪我では無理です。
ですから、早くお逃げください。私がかけた魔法なら逃げ切れるはず。
そしてまた会いましょう。その魔法は私にしか解けないのですから。待っていてください。

●愛憐(あいれん)
そんなこと、親を目の前で殺された痛みに比べれば軽いものだろう。
ほら、泣いていないで早く立ち上がるんだ。お前の手には力があるんだから。
そうそう、上手い上手い。この調子で少しずつマスターしていけばいい。
俺にもお前の気持ちはわかるつもりだ。奴を奪われた苦しみ、決して忘れはしない。

●あいろ
目の錯覚を利用した誘導作戦か。いや、よく考えたと思うぞ。
お前は戦を知らぬ世界からやってきたし、戦略も戦術もわからないのだろう。
そのように考えてみることが大切だ。わからなければ私や他の将に聞くといい。
女性ならではの視点なのかもな。模様で惑わすなんて思いつかなかった。

●隘路(あいろ)
ずいぶんと狭い道だな。こりゃ上から攻められたらひとたまりもないぞ。
まあ、連中がオレらを全滅させるほどの兵を送るとは思えねえが。
考えてもみな。この眉目秀麗な世界最高の魔法使いがいるんだ。手がでねぇって。
待て、誰がアホウ使いだっ。失敬な奴らだな、ったく。人を先頭にさせといて。

 

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