Twitter小説 その375

●右翼(うよく)
エンジンから煙が出てるだって。そんな馬鹿な、ちゃんと点検したんだろう。
おかしい。こちら機械はいたって正常だぞ。何か見間違えたんじゃないのか。
ほら見ろ。やっぱりそうだろう、良かった、って。どういうことだそれは。
黒雲が翼を包むわけないだろうが。適当なことを言ってごまかすなよ。

●右翼手(うよくしゅ)
あれ。アイツ野球やってたんだ。あんなにもやしっ子だったメガネ君が。ふうん。
へえ。本当にあの運動音痴が守れんのかよ。いっちょ試してみるか。よし。
こりゃ驚いた、全然別人じゃないか。同一人物だとは思えないんだけど。
何かあったのかな。すげえ気になるんだけど。帰りに声をかけてみよう。

●うら(裏)
へえ。お前さん、あの流派の出身だったのか。道理で動きが違うわけだよ。
一般人の意見で恐縮だがな。見てて惚れ惚れする動きだ。こっちの身も締まる。
それにしても、あのイタズラ坊主が茶道とはねえ。何かあったのか。あ。
もしかしてあの子に惚れたとか。図星だな、そういうとこは変わってないな。

●うら(裏)
こんなところに紙がある。何だこれ、珍しいな。何か書いてあるわけでもない。
うーん、ゴミかな。でも、どこかで見たことあるような気がするんだけど。
「あ、ここにあったのか。ごめん、それ俺が落としちゃんたんだ」
そうだっ。あの俳句の貴公子が持ってたのだ。ラッキー、お近づきになれるかもっ。

●うら(裏)
おい、あの女が噂の新入りだろ。へへ、いい女じゃねえか。俺は好みだな。
よし。味を覚える前に俺が満たしてやるか。おい店主、彼女を指名する。
おいおい、客の言うことが聞けねえのか。あの女とやりたいって言ってんだぞ。
「申し訳ないが彼女は飾ってあるだけだ。お偉いさんのご所望なんでさあ」

 

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