Twitter小説 その370

●うみつばめ(海燕)
ほお、上手く考えたものだ。鳥の習性を利用した命名とはな。面白い連中だ。
確かに上と下から挟まれれば元も子もないだろう。どうだろう、話に乗らないか。
もちろん報酬は出そう。我々が君達を雇う、という形でね。まずは小手調べで。
彼女の護衛を頼みたい。北に連れて行くところだったからね。

●うみどり(海鳥)
小さな島だからか色々な種類がいるな。見ていて飽きないよ。ゆっくりできる。
それにしても、どうしてこのような不便なところに身を隠したのか。いや。
だからこそうってつけなのかもしれないな。誰も住もうとしないだろうし。
しかし、その逆も然りだ。私なら真っ先に疑うからな。当然のようにね。

●うみなり(海鳴り)
まずいな。これじゃあ向こう岸に船を出すことはできねえよ。危険すぎる。
嵐になるかもしれねえのに出せるかよ。こっちだって身がかわいいんだ。
方法ならまだある。遠回りになるが、海の下に洞窟があるんだよ。そこならな。
急ぐならそっちがいいんじゃねえのか。たぶん数日はぐずつくだろうからな。

●うみねこ(海猫)
何でこの名前なのかな。見た目がネコに、って、似てないじゃん。全然。
まあ、細かいことを気にしてもしょうがないか。ほら、魚だよ~っ。
かわいいもんでしょ。キャッチするのが上手くてさ。私のことも覚えたみたいで。
エサよこせって言ってくるみたいでしょ。完全に飼育員の特権ってヤツだけどね。

●うみのいえ(海の家)
念願の家だ。さあて、稼ぎまくってイイ思いをするぞ。これで安泰かもな。
経営の勉強にもなるだろ。親父の会社は継ぐつもりないから、ここで、ね。
実績を作ればちゃんと見直してくれるさ。頭が固いから、うちの親父はさ。
いいんだって。興味ないからさあの分野には。どうせならやりたいことで、さ。

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