Twitter小説 その37

●曖昧
ちっ、霧深い場所だな。こんなところでどうやって獲物を射るってんだよ。
まあ構いやしねぇさ、もらった金の分はきちんとはたらいてやるって。
ダテに傭兵業を長くやってないさ。どんな状況でも切り抜ける自信がある。
さてっ。地形も把握したことだし、準備に取りかかるかね。手伝えよ。

●曖昧屋
なるほど、雲隠れするには持ってこいの場所だな。一部楽しめるし。
娼婦なら色香を使って情報を聞きだすなんてわけないだろう。一流ならな。
さて、客として集められた要人はどこにかくまわれているのかねぇ。
簡単に調べられ派するけれど、ここはひとつ、中核にもぐりこむのが王道か。

●アイマラ語
隠語にアイマラ語を使うとはね。英語じゃバレるか。しかしまいった。
ネットで翻訳しても、英語のように精度がいいわけじゃないし。うーん。
もちろん、単語をそのまま使うアホはいない。さて、どのように組み合わせる。
おっと、家主のご登場だ。どうせなら、奴の口から聞きだすのがいいか。

●哀愍(あいみん、あいびん)
同情か。随分といいご身分じゃないか。お前に何がわかるっていうんだよ。
あんたなりの苦労があったんだろうさ。だがな、そんなの知ったこっちゃねえ。
元はといえばお前ら貴族が招いた種だぞ。今更物資をよこすっていってもな。
まあ、場合によっては聞いてやってもいいぜ。利害一致してるからな。

●愛民
子供の頃の記憶が、私に国を守らなければならない、と訴えかける。
国は民によりつくられ動いているからだと、城下を見ていて思ったのだ。
もちろん、綺麗ごとばかりもいっていられない。ときには汚い仕事も必要だ。
今の状況を好転させるには力がいる。そのためにどうしても引き込まなければ。

 

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