Twitter小説 その368

●うめき(埋め木)
あ~あ、ったくもう。こりゃひでぇもんだんな。時間がかかるのは堪忍な。
もちろん、お得意さんの頼みとあっちゃあ断らないさ。ただな、時間がな。
なるべく早く直すようにはする。この材木は特殊だから、まずはそこからで。
と言うわけだから、より早くしたいなら材料を集めてくれないか。頼んだぞ。

●うめき(埋め木)
うん、何だこりゃ。どうしてここにこんな隙間があるんだ。おかしいな。
どれ、修復するとしよう。これで揺れることはないだろうな。安心してくれ。
ふん。お偉い様は金に糸目をつけないってか。羨ましいもんだ。それにしても。
馬鹿だよな、俺らが仕込んだ爆弾にも気づかないなんて。しょうがないか。

●羽毛(うもう)
こらこらイタズラするんじゃない。これはただの羽じゃあないんだよ。
私が頑張ってお仕事をした勲章なんだ。ほら、おじさんも付けていただろう。
欲しいなら早く立派な大人になることだ。とりあえずピーマンを食べようか。
ははは。これぐらいのことをクリアできないと羽が手に入らないぞ。ほらほら。

●羽毛(うもう)
この辺りに鳥の羽なんて。おかしなものだな、森の周囲には獣系しかいないはず。
いや、飛んでいた鳥を落としたわけでもなさそうだ。だとしたらひとつだな。
オレたちが追っているエモノが落としたんだろう。ほら、やっぱりあの鳥のだ。
まったく、家出した鳥を探すなんてどういう飼い主なんだかな。

●羽毛(うもう)
ああ、心配ないよ。見ての通り普通の鷹じゃないし、危害も加えないから。
頭のいい子だから敵味方の区別はすぐにつく。まったく、使う羽目になるとは。
なるべくなら使いたくなくてね。血生臭い想いはさせたくないんだが。
まあ、元々獰猛だから気にしていないんだろうけど。個人的にはちょっとね。

 

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