Twitter小説 その364

●うみ(海、洋、膿、産み、生み)
これだけたまっていたのに、よく無事だったな。驚異的な生命力だよ。はあ。
ちゃんと手術して取り出さないと。ほら、手配するから大人しくしていろよ。
ふう、ようやくひと安心だ。詳しい報告は後で聞けばいいだろう。よし。
次の作戦に移る。あの通路以外で確保できる場所を探すんだ。よし、行けっ。

●うみ(海、洋、膿、産み、生み)
あそこに行ければいいのに。そうすれば、奴らも追ってこれまい。とはいえ。
ないものねだりだな。天女ではないから、天高く舞えるわけでもない。
わたしにできることは、惨めにも舞を踊り続けるだけ。仇の男の前で、だ。
この屈辱、決して忘れはしない。必ずその首を地に落とし、地獄に送ってやる。

●うみ(海、洋、膿、産み、生み)
あ~あ、散らかしてくれて。どうすんのこの紙の山は。誰が片付けるのかねぇ。
ったくもう。ほら、適当にまとめるから、あんたは選別しな。わからないからね。
はいはい、マークをそろえればいいんでしょ。それにしても何だってこんな。
ちょっと待ってこれって。まさかこれを隠すためにぶちまけたの。

●うみ(海、洋、膿、産み、生み)
沖から出て早一週間、か。見渡す限りの青い宝石が広がってるようだよ。
それにしても、ここまで美しいとは思わなかった。もちろん、恐ろしくもある。
やはり人間とはちっぽけな存在なんだということがよくわかるよ。ほら。
鳥たちですら小さく見える。つまらんことで悩むのも馬鹿馬鹿しくなるな。

●海(うみ)
へえ。あの場所を拡大するとこうなるワケね。知りたくもなかったんだけど。
何がどーなればこんな場所にたどり着くのかしら。まったくもってわからん。
私たちが小さくなったわけじゃあるまいし。それにしても、リアルよね。
どうにしてもここから出てみんなと合流しないと。さて、どうしようかしら。

 

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