Twitter小説 その325

●乳母(うば、おんば、ちうば、ちおも、にゅうぼ、まま、めのと)
お可哀想な子。こんなに愛らしくて利発でいらっしゃるというのに。残念だわ。
仕方がないわね所詮は女房の腹から生まれた子供。上には行けないでしょう。
幼い頃に聞いたことだが、当時は理解できなかった。だがい、今ならわかる。
身分、か。なら、それを手に入れるには、取り入るしかないだろう。

●優婆夷(うばい)
出家してしまったら、あなたに会えないものね。それが嫌だからここにいるの。
その代わり、縁を切ってもらうことを条件に出されたわ。家も服ももらって。
粗末だけど、生きていくには十分だったわ。だからあの人には感謝してる。
自分の決断に後悔はないの。だから、あなたも自由に生きていいのよ。

●うばぐるま(乳母車)
今はこういうのがあるから便利ね。昔はなかったもの、文明ってすごいわ。
それにしても赤ちゃん、かわいいわね。ふふ。見てると口がゆるんじゃうわ。
あら、あなたは嫌いなの。何だ、びっくりした。子供嫌いなのかと思ったわ。
ななな、何でもないのよ。ただ気になっただけ。意図なんてないからねっ。

●優婆塞(うばそく)
教えを説いて十数年。あの事件から出家したが、辛さに耐え切れずに逃亡。
だが、人と関わりたくない以上、一度は山暮らしを考えた。しかし、だ。
せっかくの素晴らしい教えを広めないことには罰が当たると思いたったのがよかった。
今は居候という形で小屋を開いており人々を助けることができている。

●雨氷(うひょう)
うっわー、きにお花がさいてるっ。みてみて、ほら、あれ。え、お花じゃないの。
子供って何も知らないから知ってる単語で伝えようとするんだよね。ふふ。
冬の芸術とでもいうべきなのかな。枝についている氷は、確かに花みたいで。
季節があるからこそ見れる現象でもある。だからこの国が好きなのよ。

 

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