Twitter小説 その323

●うねめ(采女)
成程、確かにあの方ならご存知でいらっしゃるかもしれないな。しかし、なあ。
我々ではお会いすることも叶わぬ。どなたかに頼むしかないが、それはな。
何分内密に進めよとのご命令だ。大事にするわけにもいかんよ。さて。
そうだな。ここはひとつ、卑怯な手を使うしかないか。彼を探してきてくれ。

●うねり
どうも波がおかしいな。満潮でもなんでもないはずなんだが。はてさて。
ん、何かが泳いでいたのか。って、何だあのデカさは。クジラでもきたのか。
そんなはずはない。この地域にクジラなんて来ないはずだ。何だ、あれ。
島、なわけないよな。でも、そうじゃなきゃ説明がつかないぞ。ワケがわからん。

●うのつき(卯の月)
様々な呼び名があるからな。他の言語は知らないが、日本語は多い、確かに。
ひとつでいいと思うんだが。それでは風情がないからだろう。語彙というか。
きっと文章を書くときに何か考え出されたのかもしれないな。知らないけど。
何となく思っただけだよ。表現が多くてよくわからないからさ。ったく。

●うのはな(卯の花)
かわいらしい花だろう。この花が咲く、ということは、そろそろ夏かな。
昔はそうやって季節の変わり目を判断してたんだ。雲とか気温とか、ね。
今のように天気予報っていうのがなかったからな。自然と共生してたってわけ。
今でも原則は変わらないんだけどね。いつの間にこういう風になったのやら。

●うのはなくたし(卯の花腐し)
この雨は嫌いなんだ。母さんと父さんが殺されたときにも降ってたから。
今でも覚えてるよ。楽しそうに切り刻んでいたあの女を。狂ったように笑ってた。
どこにいるのか知らないけど、必ず見つけて復讐してやるんだ。絶対に。
だからあんたに人の殺しかた習ってるんだからな。覚えておいてくれよ。

 

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