Twitter小説 その322

●うなり(唸り)
この声は。よほど大きな相手だ、あんたたちでは勝ち目がないね。逃げなよ。
オレは必要ない。攻撃されることはないからな。むしろオレを助ける気かも。
知らない人間と一緒にいるなんて余程のことだからさ。まずいと思ったんだろ。
だから言ったのに。秘法だか何だか知らないけど食われないようにな。

●うに(海胆、海栗、雲丹)
こらっ。イガを人様に投げるんじゃない。危ないでしょうが。っとにもう。
ほら、お肌に刺さったら痛そうでしょ。ツンツンしてるんだから。わかった。
まったく、誰に似てあんな腕白になったのやら。男の子なら良かったのに。
ちゃんと嫁に行けるのかしら。元気が一番のとりえのこだからなあ。ふう。

●うぬぼれ(自惚れ、己惚れ)
あの様子だとまだ勝利を確信しているのだろう。本当に周りが見えないというか。
まあいい。彼が言っていたように、本人の力でないなら問題ないからな。
まさか借り物だったとは思わなかった。仮にも王族だろうに。呆れる。
しかし、何故彼は我々に手を貸すようになったのだろう。そこが気がかりだ。

●うね(畝、畦)
さてっと。この時季になったのなら作業をしないとね。間に合わなくなっちゃう。
今年はちゃんとなってくれるかしら。一昨年は不作だったから心配ね。
去年は不思議と摂れたんだけど。きっと彼らのおかげだわ。本当にびっくり。
何かお礼をしたいのだけど、何も受け取ってくれないのよね。うーん。

●うねぐも(畝雲)
うーん、大丈夫かしらね。え、何がって。天気のことよ、ほら見て、あれ。
あの雲があると雨になるかもしれないのよ。曇りなら問題ないんだけどね。
洗濯物も干しっぱだし、ダイコンも出しっぱなしだし。エラいことになるわ。
今の季節、ほとんど雨が降らないんだけど。お天道様は気まぐれだからさ。

 

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