Twitter小説 その315

●うづき(卯月、四月)
春よ来い来い、ってか。いや、個人的にはゴメンこうむるんだけど。ほら。
目と鼻が大変なことになるからさ。大洪水なわけ。お前にゃわからないだろうけど。
でもホント不思議でさ。家族でオレだけしかなってないんだよな。花粉症。
何か意味があるんじゃないよな。実は橋の下にいた子供とかね。はは。

●うつし(写し、映し、移し)
初めは何もわからないから。気に入った人の写真を見ながら角度変えてる。
レンズとかもまねしてさ。とりあえず撮りまくってたワケ。そうしたらこうなった。
教わった人に言われたけど、そのうち自分の味が出てくるんだって。
自分なりの表現っていうのかな。まあ、ガムと違って続ければでてくるよ。

●うつせみ(現人、空蝉、虚蝉)
今を生きる人間、か。見てきた人たちがそうだったが、随分と縛られている。
現代は、この島国には身分などないが、昔はあったから外出も大変だった。
それにしても、これだけ自由になっているというのに、どうして挑戦しないのか。
不思議だ。間違いなく安全、なんていうものは存在しないというのに。

●うっそり
普段はボーッっとしてるくせに、獲物が近くに通った途端襲いかかる、か。
まるで食虫植物みたいだな。確かに効率的かもしれんが。それでは運任せになる。
人間がやっていいことじゃあないだろうに。こちらから仕掛けていかないと。
構わないがな。自分のことは自分でするべきだ。当然モノによるがな。

●うつつ(現)
目の前の現実を否定し逃げるのは簡単だ。ただ、その先に何が待っていると思う。
父上からいつもそのように言われ続けた。幼い頃はわからなかったが。
今ならわかる。現に逃げ続けた隣国の王は、結局反乱軍に殺されてしまった。
抑圧だらけの支配者がどんな末路をたどるか。真摯に向き合わなければ。

 

その314へ  Twitter小説TOPへ  その316へ
全体一覧へ

公開時点での最新作はコチラ

スポンサーリンク


<メルマガ>
人を動かす文章術(現在停止中)
文章について、日頃考えていることを発信しています

最新作速達便
新作品をいち早くお届けします。

<Facebookページ>
個人ページ お気軽に申請してください♪

電子書籍とPodcastのすゝめ

望月 葵の総合情報発信現場

<Podcast>
ライトノベル作家・望月 葵が伝える、人をひきつけ動かす文章の力
東京異界録(ライトノベル系物語)

<電子書籍>
各作品についてはこちら

コメントする

Please Login to Comment.

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!