Twitter小説 その314

●うちわや(団扇屋)
代々続いている職人さんだって。でも、息子が継ぎたがらなかったんだと。
さすがに親父さんも困って、娘に婿をもらうように頼んだんだとさ。それがね。
本人が作るって言い出したのさ。それからがまあ大変で。何せ頑固親父だから。
とはいっても、今ではすっかり信頼して店を任せてるって話だ。ふふ。

●鬱(うつ)
あの状態はまずいな。相当参ってるんだろう。でも、どうすればいいかね。
そうっとしておくのが一番、といっても、既に一ヶ月はたってるからな。うう。
とにかく、傍にいて見守るのが一番だよな。何しでかすかわからないし。
あいつも気が気じゃないだろうな。きっと頭では理解してるだろうけどね。

●うつお(空、虚、洞、靫、空穂)
空のビンが何を示すのか。この惨状といい破壊された建物といい、恐ろしい。
単なる暴走、っていうことでもなさそうだ。気をつけて調査してくれ。
何かあったらすぐに逃げるんだ。命優先で構わない、必ず連絡するように。
できることなら誰も失いたくないからな。頼んだぞ。では解散、吉報を待ってる。

●うつおぶね(空舟)
簡素なものだが生身よりマシだ。さあ、乗った乗った。対岸までだからな。
これで海にでる馬鹿はいないって。それに一本一本加工している場合じゃない。
雲を見る限り、あの場にいたほうがよっぽど危険だ。ひとまず避難しないと。
あとは助けが来るのを待つしかない。願うって言ったほうがいいかもな。

●うつぎ(空木、卯木)
食べもののことじゃない。花のことだ、花の。ったく、色気より食い気だな。
そもそも貧乳だから色気も何もな、いてててて。何すんだよ、引っ張るなって。
本当のことを言っただけなのに。そんなんだから彼氏もできないんだよ。
世話の焼ける奴だな、ったく。いいんだよ、お前は。そのままで十分だよ。

 

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