Twitter小説 その311

●ウチダザリガニ
ああ、そいつは食用のザリガニだよ。って、コラ。持ち上げるんじゃないっ。
ちゃんと許可を取らないといけない種だから、持ち出すんじゃないぞ。もう。
大事になるからな。エサかい、いいよ、俺が見てるときなら。おっと。
水温調整っと。普通のよりケアが難しいんだよ。はい、水草。これもエサだよ。

●打ち歩詰め(うちふづめ)
それは反則なんだ。確かに一番手っ取り早いとは思うけど、ルールなんだよ。
そう、一定のルールがあるからこそ楽しめる。ズルしちゃダメなのはテストと同じ。
カンニングはダメだろ。これもそれと同じなんだ、やっちゃいけないの。
もう一度やり直し。ま、焦らず少しずつ覚えればいいさ。コマ並べて。

●内幕(うちまく、ないまく)
あまり大きな声を出すな。外に聞かれているかもしれないだろう。忍びとかな。
どうも作戦が筒抜けでな。おかしいとは思っていたんだよ。思い出してみろ。
あんなところに伏兵なんて置いておくはずがない。知っていたとしか言いようがない。
だが、もう後には引けん。どの様に対処すればよいのか。

●うちまご(内孫)
んま、自分の孫はかわいいもんだろうよ。それで現当主は不満なわけだ。
自分の言うことを聞かない息子より、操りやすい孫のほうがいいんだろうさ。
まったく、強欲ジジイが。そのうち足元をすくわれても文句言えないだろう。
当主も気の毒だ。望まない結婚強いられただけじゃなく立場も危ういなんて。

●うちみず(打ち水)
あらごめんなさい。水、かからなかったかしら。珍しいわね、こんな時間に。
別にいいのよ。はい、お茶菓子。これから畑にでるから、ゆっくりしててね。
まったくもう、夏の日照りは大変だわ。しょうがないのだけど、ふう。あら。
どうしたの。え、手伝うって。本当にどうしたの、何かあったのかしら。

 

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