Twitter小説 その308

●右大臣(うだいじん、みぎのおとど、みぎのおおいもうちぎみ)
左に立つ人が大臣だ。文字通りの位についているが、息子の中身は最悪だよ。
体が弱いから甘やかされたのかね。まったく困ったお坊ちゃまだよ。でもな。
当の本人は素晴らしい人なんだよ。実績もあるしいい男だし。まったく。
ただ、困ったことになった。財産目当ての女がもぐりこんでいるのだから。

●うたがい(疑い、歌貝)
慣れてるからいいけどね。ああ、こっちの話。それはともかく、どうする気だ。
個人的にはどうでもいいけど、このままだと話しを聞いてもらえなさそうだ。
はあ、面倒だけど。まずは嫌疑を晴らそうか。そうすれば聞いてもらえるだろう。
問題は方法だね。今回は力づくってわけにもいかないし。うーん。

●うたかた(泡沫)
どうしてこんなところに泡が。ちょっと待った、調べるからまだ飲まないで。
やっぱりね。誰かがやっかいな薬をまいたみたい。毒じゃないんだけど。
いや、飲まないほうがいいわよ。腹痛のほうがまだマシなんじゃないかしら。
説明しづらいんだけどね。これを飲んじゃうと大変なことになるのは本当よ。

●宴(うたげ)
どうしたのかな。あまり嬉しくなかったかい。ああ、なるほど、確かに。
この世界は上辺は華やかだが腹は黒すぎる。君が疲れてしまうのも無理はない。
君には本当に申し訳ないと思っているよ。なぐさめになればいいが。
口には出さないようにしているが、私はその笑顔を見るために勝利したのだから。

●うたげ(宴)
勝利の酒は何とも口当たりが良いな。毎回味わいたいものよ。もう一杯。
それにしても奇怪な空だな。嵐がくるような空模様だが、雨が降らんとは。
まあ良い。陰陽師にでも任せれば良かろう。我等はこのまま進むだけだ。
さあ、皆の衆。景気づけにぱあっといこうではないか。勝利の為に生き抜こうぞ。

 

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