Twitter小説 その303

●うすぐも(薄雲)
縁起が悪いな。ほら、月に雲がかかっているだろう。良い月だというのに。
これじゃあ酒が進まないじゃないか。おや、これはこれは。珍しい。
てっきり月から兎が遊びに来てくれたのかと思ったよ。こっちにおいで。
まったく、また逃げ出してきたのかな。ほら手当てをしてやろう。すぐにあがりなさい。

●うずしお(渦潮)
これは見事。自然とは雄大なものだ。だが、今の我らには困りものだな。
さて、どうやって静めたらいいものかな。海神は気まぐれかもしれないね。
美人がお好きかな。そうだ、君が頼んでくれないか。悪かったって、はいはい。
ちょっとからかっただけなのに。まあいい、迂回すればいいことだしね。

●うすじも(薄霜)
うう、寒いはずだよ。霜降りてるもん。肉の霜のほうが好きなんだけどな。
ってヤバい、早く準備しないと。遅刻しちゃうよ。ま、これはこれで。
いいコトあるんだよなあ。氷点下になったときってさ。ほうら、やっぱり。
この光景が見れるのはいいよね。ふふ、空気がキラキラ光ってて、宝石みたい。

●うすばかげろう(薄羽蜉蝣、薄翅蜉蝣)
いったい全体、どうなればトンボに乗れるようになるかって。簡単だよ。
体を小さくすればいいんだよ。冗談です、ジョウダン。怒らないで。でもね。
これは本当の話。トンボ形の飛行機を作ればいいんだよ。これで乗れるだろ。
兄ちゃんに任せなって。ちゃんと造ってあげるから、待っててくれよな。

●ウスバカゲロウ
そこにいるトンボのことじゃない。動物名を使った通称なんだよ。いい案だろ。
俺たちレジスタンスには必要なものさ。じゃないと身元がばれるだろ。
奴らの力は強大だ。だからこそチャンスをうかがってるのさ。だからな。
お前も身長に生きろよ。絶対に死ぬなんてことは許さないからな。約束だぞ。

 

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