Twitter小説 その290

●遺灰(いはい)
この灰で死者を蘇らせるって。どういう灰なんだって、特殊なものじゃないだろ。
はは~ん、聖職者にハクをつけようってか。死んでも利用されるなんてな。
かわいそうとは思わないけど。だって、身から出たサビじゃないか。だってさ。
表と裏の顔が全然違うんだよ。あまり知られてないなしいけど、ね。

●いばら(薔薇、荊棘、荆棘、棘、荊、荆、茨)
この辺りはよく貴族が来ていた場所でね。花をよく見ていたんだよ。ほら。
ここに枯れたバラがあるだろ。そう、庭園だったんだと。戦前はね。
今は見る影もないけど、ここを気に入っていた奥様がとてもいい人でさ。
身分に関係なく接してくれたんだ。だから絶対探し出したいんだよ、あの日のようにね。

●違反(いはん)
ちっ、そういうことか。なら仕方がない、一度捕まるとするか。どうしてって。
目当てが刑務所に中にあるからさ。そこに行くにはこの手が一番いいだろ。
任せておけって。実はすでに仲間が看守として入ってるんだよ。問題ないって。
強いて言うならメシがまずいって噂だから、それだけ我慢しなきゃな。

●違犯(いはん)
今はご法度でも、世情によって裁かれないこともある。戦争がいい例だろ。
あえて何かは言わないさ。長い目で見れば、正義なんてあいまいなものだし。
戦国時代と今を比べてみればいい。文化はともか思考だよ、大事なのは。
使わなきゃ衰えるのは筋力だけじゃない。気づいてる人がどれだけいるんだか。

●いびつ(歪)
この点線を結ぶと随分と曲がるが。まあいいだろう、元々そうなってるようだし。
しかし、どういうことなんだろうな。何かの円陣でもなさそうだし。うーん。
他にもあるかもしれないな。この施設は魔法に関するところだから。よし。
他の部屋と階の点も調べてみよう。全体を見るのかもしれないしな。

 

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