Twitter小説 その289

●いのつき(亥の月)
この日を指定するとはね。すべて亥じゃないか。何の意味があるんだろうな。
しかも方角もそちらとは。間違いなく何かあるのだろうが。よくわからん。
しかし、命令は命令だ。この子を連れて行き何が起こるか確かめろ、と。
かわいそうに。昨晩たらふく食わされたのはこういう意味があったからなのに。

●いのひ(亥の日)
一体どうなってるんだ。この日に決闘を申し込んだのは奴のほうなんだが。
ん、この殺気は。なるほど、どうしてもこの命がほしいらしいな。まったく。
来るなら単独で来ればいいものを。余計な者まで巻き込んで、仕方がないな。
相手の力量を知らずに挑むのが悪い。その身をもって愚かさを知るがいい。

●イノベーション
時代は流れるものだ。川と同じように、逆らったところで身が軋むだけなのに。
ま、身の程知らずとはよく言ったものだ。今は流れが速いから大変だが。
しかし、それも人が築き上げた文明の賜物でもある。対応できれば生き残る。
どんなときも変わらないのは、慢心という怠惰は自身を滅ぼす、ことかな。

●違背(いはい)
なぁにが反逆者だっつーの。めん玉曇ってるのか、それとも腐ってるのか。
どっちでもいいや。さすがにこれだけの数を相手にしてたら身が持たねえよ。
ったくもう、真実を知った人間は消す、か。わかりやすい悪人像ですねえ。
どうでもいいさ。元々離反するつもりだったんだ、少し時期が早いだけさ。

●位牌(いはい)
どうしてここに。足が生えるわけじゃないんだから、あるはずないんだがな。
つまり、意図的に持ってきたって事だろ。誰かが事件を擦り付けるために。
ま、関係者ですよって言いたいんだろ。そもそも関係性がなかったんだから。
それにしてもバチ当たりな。あとで祟られても知らないからな。まったく。

 

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