Twitter小説 その284

●イヌ科
けっこう細かく分類されているからな。混乱してしまうのは仕方がない。
お前の担当はここだ。この科について研究してレポートを提出するように。
正直、期待はしていない。だから、思うがままに始めはやってみるといい。
そのほうがお前の性格上いいだろう。わからなかったら聞きに来い。わかったな。

●いぬかい(犬飼い、犬養い)
へえそうか、あの女の子が噂の。ま、跡取りができなかったらしいからな。
父親も大変だっただろうに。せめて周りに男手がいればよかったんだが。
それにしても随分と男勝りだな。仕方がないといえばそうなんだが。
あれでは嫁の行く手がなさそうだ。え、料理が天下一品なのか。それは気になるな。

●いぬくい(犬食い)
何て躾のなっていない。こんな子供を引き取るというのか。冗談じゃないぞ。
確かに見目麗しいがな。ん、そうか、そういうことか。なら引き取るとしよう。
このときの会話の意味、ようやく気がついたの。年頃になったときかな。
だから私は逃げ出した。悪魔の手から逃れて自由を手にするために、ね。

●イヌクティトゥット語
エスキモーの人たちだろうな。片言なら聞き取れるから何となくわかるよ。
もちろん彼らと話すときは通訳を通すが。それにしてもこんなところに珍しい。
ああ、君のいた世界とは違うのか。暑いところにいつもは住んでるんだが。
こういう寒い地方にもいるのかもしれないな。何しろ謎が多い民族だから。

●いぬごや(犬小屋)
随分とでかい小屋だな。いや、むしろ一軒家なんじゃないのか。どうなってる。
そうか。犬、といってもその犬じゃないってコトか。それはそれで面倒だな。
しかし、ここからじゃ中の様子が見えないからわからないじゃないか。ふむ。
ここはストレートに聞いてみるとするか。任せろって、危険はないよ。

 

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