Twitter小説 その279

●いなき(稲置、稲城)
わしはこんなところで終わるような人間じゃないぞ。いつしか朝廷に行くのだ。
そういったじい様は、無実の罪で投獄された。おそらく欲目から出たサビだろう。
その息子は実に大人しく、上役のいうことをよく聞いていた。表面はね。
結局父は出世を果たした。親の敵を討つために、もぐりこんだのだ。

●いなぎ(稲置、稲城、稲木)
この稲木が壁の役目を果たしてくれる。ただ、そおっと動くようにな。
色を合わせたとはいえ、向こうは犬を従えているからなおのこと気をつけて。
さて、そろそろ交代のはずだ。見計らって中に侵入するぞ。よし今だっ。
何とか成功したな。さてここからは別行動だ、火種仕込み、頼んだ。また会おう。

●いなご
ああ、その部品とってもらえるか。あ、これじゃない、もうひとつ左側のやつ。
この部分に取り付けるには曲がってないと不便だろ、そういうことだ。
ま、少しずつ覚えていけばいい。俺も初めは何もわからなかったしな。
今どき珍しい奴だ、この形式を覚えたいなんて。ま、せいぜい頑張るんだな。

●イナゴ(蝗虫、蝗、螽、稲子)
邪魔をするなら食っちまえ、ってコトなんかね。それはそれですごいんだけど。
昔から食われてるんだよな。今のように食料豊富じゃないからしょうがないか。
いやあ~、でも抵抗あるな。正体を知らなきゃ何とかいけたかもだけど。
あ、やっぱ無理だ。まんまじゃんよ~。虫嫌いにはいい罰ゲームだな。

●蝗(いなご)
文字見たら何だか偉そうなんだけど、虫かい。まあいいんだけど。あ。
そういやあ、こないだ道路ではねてるの見たけど。ひかれちゃったかなあ。
あんまし興味ないからわかんない。嫌いじゃないんだけど、好きでもないし。
それにしても、ここはずいぶんと多いわね。完全に道を間違えたっぽいな、もう。

 

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