Twitter小説 その272

●緯度
この数字は緯度だな。その場所で待ってる、っていう暗号なんだと思う。
イタズラ好きな奴らしい。だがこの辺りは確か、凶悪な魔物がすんでるとか。
そういえば、ここ最近よく出かけていたような気がする。珍しいと思ったが。
何にせよ何かを伝えたいのは確かだ。一緒に行ってみよう。気をつけて。
 

●いとう(伊富、伊富魚、伊当、)
ちょっと似ているがサケじゃないんだと。人の名前かと思ったけどね。
えーっと、なになに。魚にしては長寿で何度も産卵する。で、希少性が高い、と。
身はうまいらしい。ここ重要だよな。白くて油がのってるのか~。うんうん。
食ってみたいな。でもこの辺りじゃ食えないんだ。どこで食えるのかな。
 

●イトウ(伊富、伊富魚、伊当、)
寒くて水が綺麗なところに住んでる幻の魚、かあ。釣り人には人気ありそう。
しっかしまあ、このフォルムはいいなあ。でるところはないけど、ほっそりしてて。
個人的にはスレンダーがいいんだよね。いや、もちろんあったほうがいいけどさ。
「なにブツブツ言ってんだよ。ほら、置いてかれるから」
 

●以東
ここから先は危険だぞ、未開の地だからな。ちゃんとガイドをつけたほうがいい。
迷ったら死ぬと思え。誰も近寄らないからな、色々とわからないんだよ。
しかし物好きもいたもんだ。今時分こんなものに興味を持つなんて。不思議だよ。
まあいいさ、引き受けたからにはちゃんと護衛するから安心しなよ。
 

●移動
この辺りでいいか、置くぞっと。ふう、これで荷物は全部運び終わったかな。
OK、じゃあ後は任せたよ。オレたちは休憩に行ってくるから。じゃあな。
それにしても、珍しい。若いのにずいぶんとしっかりしてるし腰低いし。
どこかのお坊ちゃんかな。いやそれにしてはオンボロアパートだったもんな。

 

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