Twitter小説 その271

●いど
ああ、元々そういう柄なんだよ。味が出てていいだろ、高いんだからな。
それは御上に献上するものだから、絶対に触らないように。明日出発するから。
そう言って父は家をでたきり戻らなかった。賊に襲われたのかと思ったけど。
本当は口うるさい母から逃げるための口実だと、大きくなってから知った。

●意図
まったく読めないな。いったい何を考えている。どの手でどうするんだ。
くっそー、そうきたか。負けるわけにはいかない、どうしてもコイツだけは。
「あのさあ。トランプでそんなに熱くなるなよ。ただのゲームだろ」
何言ってんだ。連続で三十二敗もしてりゃ意地にもなるだろうが。察してくれよな。

●糸
この糸はただの糸じゃない。粘り気があるからな。通称、蜘蛛の糸だ。まずいな。
まさかここで奴がでてくるなんて計算違いだ。室内では分が悪いぞ。
さてどうするかね。燃やすのが一番早いが、そうするわけにもいかないし。
そうか、その手があったな。よし、俺が囮になるから、後のことは頼んだぞ。

●いど(井、井戸)
この辺りは水源豊かだから、枯れることはないはずだぞ。しかも急にだろ。
どう考えても自然現象じゃないな。誰かの仕業だと思うけど。はあ。
思い当たるのがいるんだよなあ、あのイタズラ好きめ。ホント迷惑だよ。
いっちょ懲らしめにいくか。ちょっくら待っててくれよ、すぐに元に戻してもらうから。

●イド
刺激するにはこの部分が一番いいのさ。本人はわかってないがな。よく言うだろ。
感情エネルギーを味方につけるってさ。あれ、聞かないかい。おかしいな。
まあいいや。普段から押さえつけられているのなら、なおのこと揺り動かすんだよ。
詳しいことはこの本に書いてあるから、読んでみるといい。

 

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