Twitter小説 その268

●イデオロギー
時代によって変わり行く思想は、こちらから見ればとても愉快なものだ。
もちろん良い意味で、だ。とくに芸術関係における変化の歴史は面白い。
流行り廃れはいつでもあるものだが、それでも、人間は新たな流れを生み出す。
それが意図的であったとしても、色鮮やかに見えるのはそのせいだろうな。

●いてかぜ(凍風)
こんな中にいたんじゃあ凍死しちまうよ。とっとと火を起こさなきゃ。
ううう。まったく、何でこんなところに来たんだアイツは。意味わからん。
秘宝のためならどこにでも、とはいえ、んなクソ寒いところにあるのかねえ。
ま、奴の感はほとんどはずれないから、ここにも何かあるのは間違いなさそうだ。

●いてぞら(凍て空)
これだけ気温が下がった朝なら、あの現象が見られるかもしれないな。おっと。
シャッターチャンスを逃すわけにはいかない。とっとと出かけないとな。
ふわ~、鼻水が凍りそうだ。さて、準備準備っと。あれ、おかしいな。
バッテリーを暖めておいたのに動かないぞ。って何だこれは。どうなってるんだ。

●いでゆ(出で湯)
鼻につくけど、効果効能は抜群なんだって。慣れればいいか、慣れれば。
せっかくこんな山奥に来たんだもん。秘湯を存分に楽しませてもらわなきゃ。
ふう、生き返った~。って、あれ。どうしたのジロジロみて。ああそうか。
オレ、男だから安心しなよ。美しすぎてゴメンね。あっはっはっ。面白いなあ。

●移転
してやられたな。こちらに気づかれたってことか。勘が鋭いことで。
だが、相手には女がいるのだ。そこまで遠くに行っていないだろう。探し出せ。
たとえばらばらに行動していても無駄だということを教えてやるんだ。ただし。
王女だけは生け捕りにしろよ。皇子がご所望だからな。他は殺してもいい。

 

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