Twitter小説 その258

●一昨晩
危険を感じたのはあのときの夜だったわね。今は何も感じないけど。
きっと奴は移動したんだと思う。危ない奴だから見つけないといけないわ。
ったく手間のかかる。縛りつけるわけにもいかないし、どうしろってのよ。
フダに封じ込められればいいんだけど。毎回そう上手くいかないからしょうがないか。

●一昨夜
月のない夜だ。気をつけたほうがいい。新月に力が上がる奴らもいるそうだ。
見ないとわからないが。人間にもバイオリズムってあるだろ。それと同じだ。
占いは信じるタチじゃないが、この世界だと参考にはなる。覚えておけ。
噂をすればだな。援護はするから、慣らしてこい。力を強化してやろう。

●一酸化炭素
こりゃまずいな。人間がここにいたら命に関わるじゃねえかよ。ったく。
場所を移動するのも手だが、ここはひとつ腕に見せてやるか。ほらよ。
ま、人間が考え出した結界なんぞ大したことねえからな。さてっと。
いったいどういう理由があってここに閉じ込めて充満させたかだな。
ま、わかってるけどよ。

●一士
ほお、あの者が、か。将来が楽しみだな。有能な若者には期待をしているよ。
だが、内部秩序は守ってもらわねばならんな。聞いているぞ、もったいないな。
だが、仕方があるまい。既に欲の権化と化した連中に目をつけられてはな。
もちろん対策を練るが。それは奴がそういう人格なのかにもよるだろう。

●一種
この種類だけだ。他に応用が利くとすれば流転(るてん)だろうな。
ややこしくなるから、とりあえず基礎を覚えるといい。応用はそれからだ。
そうやって教えてくれた兄なの。なのに、あたしはあの時力になれなかった。
気にするなって言われたけど、そうもいかない。大切な人を今度こそ守りたいから。

 

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