Twitter小説 その251

●一楽(いちらく)
たまにはいいだろう。働いてばかりだと疲れてしまうじゃないか。ほらほら。
真面目なのも結構なことだが。今後のことを考えて趣味のひとつでも持ったら。
心配して言ってるのに。定年になったらどうするつもりなんだい、もう。
友人はそう言っていた。彼は確かに人生を楽しんでいるように見える。

●一律
つまらん幻想だ。何故、あんな凝り固まった考えかたしかできんのか。
同じことの繰り返しで変化など訪れるわけがないだろう。どうして変えない。
「そう言うな。人は目先のことにとらわれやすい生き物みたいだし」
享楽的に存在しているお前が言っても、まったく説得力がないんだが。どうしたものか。

●一流(いちりゅう)
当然その域になるには時間がかかるさ。人間と同じようにな。でも、あいつは違う。
努力してるのもあるけど、本当に天才肌なんだよ。要領がよくてよ。
コツを教えればすぐに覚えちまうから、教えるほうも驚くそうだぜ。
最年少で重要な役になるぐらいだからな。それだけのモンを生まれ持ってるのさ。

●一輪
風情があるな。寒くなってくるとなおのこと月が美しい。特に満月は、ね。
まるで空に咲いた花のようじゃないか。酒と女ががよく似合う。
別に詩人になるつもりはないさ。ただ本音を口にしただけでね。おかしいかい。
どうも君は感性が鈍いようだね。もっと自然と触れ合ったほうがいいんじゃないか。

●一輪草(いちりんそう)
かわいらしい花だろう。ひとつの茎にひとつだけの花を咲かせる植物だ。
まれに違うのがあるが、今は無視したとして。ほら、ここから何を感じるかな。
それだけじゃなく、周りも見てごらん。比べたりひとつに集中したりして、ね。
自然とひとつになることが大切だ。それがお前の力を上げる秘訣だよ。

 

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