Twitter小説 その249

●一仏浄土(いちぶつじょうど)
馬鹿な奴だ、本当に成仏できると思っていたなんて。面白すぎて腹が痛いよ。
たかが人間にそんな力があるわけないのにね。ホウリキって何なんだか。ふふ。
まあ、私たちのような人外ならわかるけど。欲目に曇った目ではわかるまい。
誰でも行けるわけじゃない、人には相応しい未来があるのだからね。

●一別
また会えるなんて思わなかったわ。しかもこんなに身近にいたなんてね。
姿形は似ていても中身は違うもの。生まれ変わりなんてそんなものだし。
でも、改めて見てみると懐かしい感じがするわ。そういう意味では面白いわね。
何がどうなるかはわからないけど。以前と状況も違うから、気をつけないと。

●一瞥(いちべつ)
何だあいつは。人のことを少し見ただけで逃げ出したぞ。悪かったなコワモテで。
別にここまで背はいらなかったんだが。頭ぶつけるし色々と大変なんだぞ。
俺はお前みたいにヘラヘラできないんだ。接客とか苦手だしな。何だよ。
女には興味ない。その前にやることがあるからな。そっちのほうが優先だ。

●一望
ほらごらん。空はとても雄大だろう。人間なんかちっぽけに見えないかい。
お前はこの空のように大きな心を持つんだよ。父のように飛べなくても、ね。
この風景を覚えておきなさい。感情は流れる雲、風は誰でも優しく包みこむんだ。
父上に教わったこと。今になってわかるのは、成長したからだろうか。

●一枚貝
ひっくり返せさえすれば勝機はあるけど。どうするか、へばりくっついてるし。
こうなったら下から攻撃するようにするしかないな。土の魔法を使える者は。
いないのなら火の魔法を奴の周りに。火あぶりにして何としても立たせるんだ。
よし、上手くいきそうだな。これなら我々だけでも何とかなるな。

 

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