Twitter小説 その242

●一
料理もそうだが、色々と掛け合わせると変化するものってあるよな。意味がね。
この漢数字もそうだけど、よく使われる語だ。無意識だが、使い分けもしている。
母国語だとそうなるんだろうな。特に日本語の場合は、気遣い力が強いからね。
向こうだと、ちゃんと筋道立てて伝えないと伝わらないんだよ。

●位地(いち)
こんな時勢に自らの立ち位置のことしか考えないとは。まったく呆れたものだ。
まあ仕方がないか。一度甘い汁を吸ってしまったら、そこから抜けるのは難しい。
逆にあの一族を滅ぼすには太らせるだけ太らせておいて立てなくすればいい。
自ら犯した罪、命をもってあがなわせてやるさ。残忍な方法でな。

●位置
うわ~、ここ何やねん。完全に迷ってしもうたわ。ややこしい駅やな、っとに。
しゃあない、連絡するか。迎えに来てもろうたほうが早そうやしな。もしもし。
そう言わずに助けてぇな。ホンマにわからんねん、遅れてまうやないか。
おおきにっ。ほなオレはここで待っとればええねんな。んじゃ、頼むわ。

●いちい(櫟、石櫧)
ああ、よく神社で見る木だね。何でこんなところに生えてんだろうな。
寒いのは苦手だったんじゃなかったかな。こんな吹雪いてるところにってことは。
間違いなく結界でしょうね。しかも、近づけないようにしてあるし。あ~あ。
しょうがない、木には申し訳ないけどぶった切るしかないわね。よし。

●一位
常にトップなら愛してくれると思っていた。認めてくれると思っていた。
与えられた課題や試験も完璧にこなせば振り向いてもらえるって。でもそれは違った。
父を嫌悪しているお爺様は、その血筋がお嫌いなんだと聞いたんだ。そうかそれで。
私が生贄に選ばれたんだね。少しでも私を見てくれるかな。

 

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